房総半島南部の南房総市はびわの栽培がさかんで、海からの潮風と段々畑の山にふりそそぐ日を浴びながら育てられています。大きく立派な実にするために半年のあいだ手をかけ、一つ一つ袋かけして大切に育てた実が、収穫のときにかごの隅にコツンとぶつけただけで黒いあざができて売り物にならなくなってしまうほどデリケ……