伊勢原市のある県中央部は温暖な気候で、豊かな平野が広がる農業のさかんな地域です。中でも小稲葉《こいなば》は稲作がさかんで、春の氏神様の祭りには卵でご飯を巻く太巻きずしをつくり、親戚や来客をもてなしました。このとき太巻きずしとともに祭りのお重に欠かせないのが、落花生を和え衣に使ったねぎぬたです。ね……