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検索結果:1062件のデータが見つかりました。(3件のビデオが含まれます)

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    かきまわし(岐阜県)

    • 日本の家庭料理
    • 日本の家庭料理:炊きこみご飯・おにぎり 55ページ

     「かきまわし」とは岐阜の方言で、炊きこみご飯、混ぜご飯という意味です。瑞穂市、本巣市、山県市などの濃尾平野の北西地域で食べられています。ここでは聞き書きに基づいて、混ぜご飯のつくり方を紹介しました。かつてクド(かまど)を使ってご飯を炊いていたときには、炊きこみご飯は焦げやすいものでした。それに対……

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    ぎんなん入りかきまし(愛知県)

    • 日本の家庭料理
    • 日本の家庭料理:炊きこみご飯・おにぎり 59ページ

     「かきまし」は「掻き増し」と字をあてます。かき回してつくるのではなく、ご飯に他のものを加えて混ぜて(掻き)増量する(増し)という意味です。混ぜご飯、かてめし、また地域によってはかきまわしとも呼ばれます。家庭によって具はさまざまですが、ごぼう、油揚げ、干し椎茸、ちくわを入れることが多く、お祝いのと……

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    かやくご飯(大阪府)

    • 日本の家庭料理
    • 日本の家庭料理:炊きこみご飯・おにぎり 62ページ

     かやくは具材のことで加薬、加役とも書きます。にんじん、こんにゃく、ごぼうなどいろいろな具材を入れ醤油味で炊いたご飯で、炊きこみご飯、醤油ご飯、いろご飯とも呼びます。煮干しを入れてもおいしく、煮干しの頭、内臓、中骨を除くことがスッキリやさしい味に仕上げるコツです。最近は鶏肉を使うことが多くなりまし……

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    いただき(鳥取県)

    • 日本の家庭料理
    • 日本の家庭料理:炊きこみご飯・おにぎり 66ページ

     米、ごぼう、にんじん、干し椎茸などを大きめの三角揚げに詰めて調味液で炊いたもので、県西部の弓ヶ浜地域に伝わる郷土食です。「いただき」「ののこめし」などと呼ばれ、「いただき」という名称は、中国地方最高峰で伯耆富士とも呼ばれている大山の頂に形が似ていることからつけられたともいわれています。鍋に入れて……

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    しょうのけめし(鳥取県)

    • 日本の家庭料理
    • 日本の家庭料理:炊きこみご飯・おにぎり 70ページ

     鳥取県では、昔からメインとなるおかずよりも、いろいろな具材を米と合わせて満足感のあるご飯をつくることが多く、地域ごとにさまざまな炊きこみご飯や混ぜご飯があります。 しょうのけめしは、にんじんやごぼう、油揚げや鶏肉などを醤油で味つけしてから炊きこんだご飯で、県中部を中心に食べられています。醤油の味……

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    混ぜご飯(鳥取県)

    • 日本の家庭料理
    • 日本の家庭料理:炊きこみご飯・おにぎり 71ページ

     県東部の山間部、八頭地域でつくられている混ぜご飯です。具は、豆腐や鶏肉、ちくわ、こんにゃく、油揚げなどいつでもあるものに加え、春は木の芽やたけのこ、ふき、初夏はそら豆と、季節の食材を入れて四季の味を楽しみました。脂ののった焼きさばが入ると、特有の旨みが加わり、ぐっとおいしくなります。 日常的にも……

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    おもぶり(愛媛県)

    • 日本の家庭料理
    • 日本の家庭料理:炊きこみご飯・おにぎり 73ページ

     「もぶる」とは混ぜるという意味で、里芋、にんじん、ごぼうなど、素朴な材料をふんだんに使った混ぜご飯です。今治市は、瀬戸内海では新鮮な魚介類、平野部では野菜、里山では季節折々の野草や山菜がとれる地域で、このご飯は年間を通してつくられています。 合わせ酢をつくらない分、ばらずしよりも手間がかかりませ……

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    すさめし(佐賀県)

    • 日本の家庭料理
    • 日本の家庭料理:炊きこみご飯・おにぎり 78ページ

     ちらしずしのように見えますが酢飯は使っていない混ぜご飯で、「混ぜめし」ともいいます。ほぐした焼きさばがよい風味を出しています。焼き物の町・有田で祭りやハレの日に出されるごちそうでした。「すさ」とは具材のことですが、なぜそう呼ぶのか、いわれははっきりしません。 魚は焼きさばを使うことが多かったです……

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    ごぼうめし(佐賀県)

    • 日本の家庭料理
    • 日本の家庭料理:炊きこみご飯・おにぎり 79ページ

     山内町(現武雄市)は山間部の農山村地帯で、段々畑や棚田でとれる野菜や米を、隣町の有田に供給していました。粘土質の土地でごぼうがたくさんとれ、正月や冠婚葬祭の料理には煮物や汁物にはよくごぼうが使われました。 普段は米を節約するために大根めしなどのかてめしを食べたり、小麦でだご汁をつくったりしていま……

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    物相(大分県)

    • 日本の家庭料理
    • 日本の家庭料理:炊きこみご飯・おにぎり 82ページ

     県北に位置する宇佐市と中津市でつくられているご飯です。北部に広がる宇佐平野は、県内最大の穀倉地帯となっていますが、以前はここでも米は貴重品で、祭りやお祝いのときなど、大人数が集まるハレの日には、大切なご飯をいかに公平に分けるかが重要でした。そこで利用したのがご飯を盛りつける抜き型の物相です。ここ……

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    鶏めし(大分県)

    • 日本の家庭料理
    • 日本の家庭料理:炊きこみご飯・おにぎり 84ページ

     鶏めしは県全域で食べられているご飯ですが、もともとは山間部の農家のごちそうでした。海が近い地域では、祝いごとがあるとあじずしなど新鮮な魚を使った料理をつくりますが、海から離れた山間部や農村部では家で飼っている鶏を男衆がしめ、女衆が鶏めしをつくりました。たっぷり入った鶏肉と干し椎茸、風味の良いごぼ……

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    鶏めし(長崎県)

    • 日本の家庭料理
    • 日本の家庭料理:炊きこみご飯・おにぎり 86ページ

     諫早市は県のほぼ中央に位置し、古くから干拓が進められ、県下最大の穀倉地帯として栄えた地域です。鶏めしは諫早の目代地方に伝わる料理です。当時、山間部の農家はどの家でも農耕用の牛を飼っていました。時折、集落の人で集まって牛庭(牛の削蹄)を行なった際に廃鶏をつぶして皆で食べていたのが鶏めしです。鶏のこ……

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    クファジューシー(沖縄県)

    • 日本の家庭料理
    • 日本の家庭料理:炊きこみご飯・おにぎり 87ページ

     かつおだしと豚だしに干し椎茸も入って、だしのきいた深いうま味のご飯です。「ジューシー」とは炊きこみご飯・雑炊の意味ですが、沖縄ではクファ(かたい)ジューシーという炊きこみご飯、ヤファラ(やわらかい)ジューシーというおじやのような汁けの多い雑炊の2種類があります。クファジューシーは豚の脂でコクとつ……

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    黄飯(大分県)

    • 日本の家庭料理
    • 日本の家庭料理:どんぶり・雑炊・おこわ 25ページ

     黄飯は、くちなしの実で黄色に染めたご飯です。かつてはどこの家にも庭先にくちなしの木がありました。「かやく(加薬)」とよばれる汁けの多い煮物のような料理と一緒に出されます。必ずセットになっているので、しだいに黄飯にかやくをかけたものを「黄飯」と呼ぶようになりました。さらに色染めご飯がない「かやく」……

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    うずめめし(島根県)

    • 日本の家庭料理
    • 日本の家庭料理:どんぶり・雑炊・おこわ 31ページ

     白いご飯の下に野菜などを煮たおかずをうずめ、わさびと一緒に食べます。石見《いわみ》地域の山間部に伝わる料理で、そのいわれには贅沢なおかずを隠した、粗末なおかずを隠したなど諸説あります。 広島との県境にある匹見《ひきみ》町では法事や祭り、正月などに客人にふるまったり、寒い冬の夕飯にしたそうです。清……

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    鶏飯(鹿児島県)

    • 日本の家庭料理
    • 日本の家庭料理:どんぶり・雑炊・おこわ 36ページ

     いろいろな具をのせたご飯に鶏スープをかけて食べる鶏飯は、奄美の代表的な郷土料理のひとつです。自分で好きなように具をのせるので楽しく、人数が増えても対応できること、誰にでも好まれる味であること、暑くて食欲がない夏でもさらさらと食べられることなどから、とくに夏、島外から来客があったり大勢の人が集まっ……

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    とりどせ(千葉県)

    • 日本の家庭料理
    • 日本の家庭料理:どんぶり・雑炊・おこわ 52ページ

     「とりどせ」とは鶏雑炊のことです。「とりぞせ」「とっどせ」ともいいます。県内各地でいろいろな鶏雑炊がつくられてきました。 房総半島の南端を占める南房総市の中で、旧富山《とみやま》町一帯は遠浅の海がもたらす豊かな魚介類に恵まれるいっぽう、「日本酪農発祥の地」といわれる地域で牛乳も身近な豊かな地域で……

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    そば米雑炊(徳島県)

    • 日本の家庭料理
    • 日本の家庭料理:どんぶり・雑炊・おこわ 57ページ

     徳島県では玄そばをゆでて乾燥させた後、そば殻を除いたそば粒を「そば米」と呼びます。県西部の祖谷《いや》地域は山間地でかつ急斜面が多いため稲作ができず、焼畑にしてそばをつくりました。ハレの日には粉にしてそば切りにしましたが、普段はそば米を米に見立てた醤油仕立ての雑炊や、手軽なそばねり(そばがき)を……

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    やまもち(新潟県)

    • 日本の家庭料理
    • 日本の家庭料理:どんぶり・雑炊・おこわ 70ページ

     鶏肉や油揚げや打ち豆、野菜やきのこがたっぷり入って旨みの濃い汁によくすったくるみが溶け、さらに甘さとコクが加わります。その汁が、少しやわらかめに炊いたご飯をついて丸めただんご「やまもち」にからまり、おいしさが口いっぱいに広がります。県の最北端、村上市内陸部の朝日地区に伝わる「ごっつお(ごちそう)……

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    富沢こわめし(山梨県)

    • 日本の家庭料理
    • 日本の家庭料理:どんぶり・雑炊・おこわ 109ページ

     奥州南部氏発祥の地である南部町は県最南部に位置し、面積の大半が山林で、温暖で雨量が多く寒暖の差が少ない地域です。富沢は、南部町の中でもたけのこ栽培がさかんな地域の旧町名で、特産のたけのこ、保存食のわらびやずいきなど、身近な食材を使ったおこわがつくられてきました。多種類の食材をとり合わせているので……

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