富士山麓の山中湖村で、山椒の若葉が出てくる春、5月初旬につくられます。村の至るところに山椒の木が自生していますが、勝手にはとれません。とれるのは、広域の山野に入会権《いりあいけん》を持つ地元の村民だけです。山椒の葉の採取量は1〜3時間かけて数kg単位、また実もとり、村ではさまざまな自家製の加工品……