もち米に半ずりのごまをたっぷり加えて醤油、砂糖で味つけしたもので、ごまご飯、ごままんまとも呼ばれます。昔から神社の祭りや、その色からお盆や精進料理としてつくられていました。津軽地方の中でも、弘前、黒石の中南津軽は米がよくとれる穀倉地帯で、日常的にもち米を使った料理がつくられています。また、甘く味……
諸塚村《もろつかそん》は、県北西部の耳川《みみかわ》上流部に位置し、平地はほとんどなく面積の9割が山林です。昔は商店も近くになく、季節ごとに山や畑でとれる食材を干して乾燥させたり、塩漬けしたりして保存して料理に利用していました。栗おこわの栗も、今は冷凍などできますが、昔は乾燥させて保存したものを……