県西部の男鹿《おが》地区では、じゃがいもをあんぷらと呼び、もち状に加工したものをあんぷらもちと呼んでいます。あんぷらの由来は諸説ありますが、オランダ語でじゃがいもを意味する「アールダップル」が変化したと考えられています。米どころの秋田において、男鹿地区は昔から漁業が中心で、平地が少なく大規模な稲……
フカはサメのことです。独特の魚臭(アンモニア臭)のため、煮物や焼き物には適さず、多くはかまぼこの原料となっていますが、この料理は湯引きにしてにおいを緩和し、フカのおいしさを巧みに引き出しています。フカの骨はすべて軟骨で、やわらかい肉に、真皮、尾びれ、背びれ、骨などのコリコリとした食感が加わります……