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雨前散布(あめまえさんぷ)

せっかく散布した薬剤が流されないように、防除は雨上がりに。しかし、これは必ずしも正しくない。佐賀県上場営農センターの田代暢哉さんによると、殺菌剤の場合は雨前散布が原則だという。そもそも、病原菌の大部分は雨で拡散し、感染する性質を持っている。その前に殺菌剤で樹体を保護しておかなければならない。あるいは、雨水中に殺菌剤の成分を溶け込ませる必要がある。要は、残効の切れめをつくらない。前回散布したクスリの効果が切れないうちに、次の手を打っておく。


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