防除改善 地域・農家の事例

湿度・温度管理で病気を防ぐ

 湿度、温度、風で病気の出かたは大きく変わります。

 「ジメジメしてると灰カビが心配。反対にカラカラだと今度はウドンコが心配」。そんなふうに病気と密接に関係していそうな“湿度”。この湿度は、じつは“土の物理性”によって大きく左右される。この二つを一体として管理すれば病気は減らせる、というのが、土壌診断・施肥設計でお馴染みの武田健さんだ。湿度管理で病害虫を出さない環境づくりを公開。        
 病気と湿度の深い関係 湿度70~80%なら病気はでない―ウドンコも、灰カビも心配なし 30年でいちばん順調なキュウリ(『現代農業』2003年6月号)
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■賢いハウスの湿度管理法


 最近注目の堆肥マルチから、細霧かん水、地中かん水など各種かん水法の活かし方、施設・資材情報まで。

●土もハウスも湿度が安定、病気が減る 今、注目の堆肥マルチ 
 堆肥マルチと土の接触面でスゴイことが起こる(『現代農業』2003年10月号) 
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●草は湿度を下げてくれる
 米ヌカ散布+草生栽培で灰カビに強いハウスブドウ(『現代農業』2003年8月号)
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●動噴に細霧ノズルをつけてハウス内に葉水―細霧を活かす
 細霧の神髄は、湿度コントロールにあり(『現代農業』1998年8月号)
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 夜は湿度を高く、朝は換気を早く 夕方濃霧状散布で作業はラクラク(『現代農業』1989年6月号)
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 細霧ほか、空中湿度の管理の基礎と実際 (『農業技術大系・野菜編』第1巻「空中湿度の管理」より) 
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●地中かん水で、過湿を防ぎ、病気を減らす
病気のこないハウスを作る 地中かん水ならハウス内湿度が上がらない(『現代農業』1994年6月号)
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病気が消えた、樹がバテない、700万も惜しくなかった地中土管の効果(『現代農業』1993年7月号)
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地中かん水の効果と実際 -「農業技術大系」より
▽ホウレンソウ・地中かん水の効果(『農業技術大系・土壌施肥編』第5-1巻)
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▽トマト・地中かん水の効果(『農業技術大系・土壌施肥編』第5-1巻)
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▽灌水方法と生育(『農業技術大系・野菜編』第1巻)
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●どんなかん水のやり方がよいか 
かん水資材と野菜の生育 (『農業技術大系・野菜編』第12巻)
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各種かん水装置とその利用 (『農業技術大系・花卉編』第2巻)
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●まだまだある こんな工夫
ハウスから霧を追い出しさえすれば モルタル張りの床の温室で地下水を分断(『現代農業』1994年6月号)
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天窓を閉めちゃうと、いくら頑張っても湿度は95%以上(『現代農業』1994年6月号)
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水滴ポタポタをなくして高品質 無天露(不織布+PVA)でスリムなトマト(『現代農業』1989年11月号)
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■温度管理の工夫でも病気が減る



●高温で病原菌を退治する
45度1時間のヒートショック!でキュウリの病害虫はほとんど抑えられる(『現代農業』2003年6月号)
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1日1回、35度まで上げれば、灰カビは絶対に止まる(『現代農業』1998年6月号)
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イチゴウドンコ病の耐性菌も高温にはかなわない(『現代農業』1998年6月号)
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キクの白サビ病は苗に「暑い夏を経験させる」ことで防げる(『現代農業』1998年6月号)
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●暖房機を使いこなす
温度差なし、微風効果 農薬がいらず、うまい農作物を作りだす温風暖房機使いこなし(『現代農業』2002年12月号)
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●扇風機は絶対付けたほうがいい
高収量・高糖度・低硝酸のピーマンづくり(『現代農業』2002年5月号)
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換気扇で風、白サビ病が減る キクの生育が1週間早まる(『現代農業』1998年8月号)
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