北海道の主要病害虫>畑作>ダイズ

■被害・症例
病害を選んでください。
 
Ⅰ.葉の症状
1.濃緑、退緑の濃淡がモザイク状に現われる
2.葉がちぢれ、小型化する
3.黄化する
A.下葉の葉脈間が黄化する
B.黄化し、倒伏しやすい
C.黄化、萎凋する
4.小斑点を生じる
A.黒褐色水浸状小斑点、周囲に黄色のハローを生じる
B.黄色、裏面は汚白色、かびを生じる
5.大型斑点、斑紋を生じる
A.褐色輪紋で、中央に黒色小点(柄子殻)が散在する
B.円形で、中央部は灰色~黄褐色、周縁は濃緑色を呈する
C.不正形斑紋を生じる
a.黒褐色で、周辺は淡黄色を帯びる
b.病斑は紫紅色で、葉脈に囲まれる
6.落葉する
A.早期に落葉して枯死する
Ⅱ.茎、葉柄の症状
1.斑点を生じる
A.赤褐色の不整形斑点を生じる
2.紡錘形の黒褐色条斑ができる
3.不整形、大形斑点、斑紋を生じ、ときに茎を取巻く
A.白色綿状のかびが生じる
B.灰褐色のかびが生じる
C.地際部の主茎または下部の分枝が茶褐色水浸状となる
4.髄部が赤褐変する
5.菌核を生じる
Ⅲ.莢の症状
1.黒色の輪紋状で、黒色の微小粒が密に着生する
2.主に莢の先端から腐敗する
A.水浸状に軟腐、白色綿状のかびを生じる、黒色の菌核もできる
B.水浸状に軟腐、灰褐色のかびを生じる
Ⅳ.根の症状
1.根の生育が不良になったり、胚軸部が腐敗する
2.根が黒褐色~赤紫色に腐敗する
3.根が黒色になり、側根が消失する
4.根が黒色になり側根が消失し、根や地際部の表面に赤色小粒を生じる
Ⅴ.種子の症状
1.紫色の斑紋、斑点を生じる
2.汚白色のかびが着生する
 

『北海道病害虫防除提要』(社団法人北海道植物防疫協会刊)より