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観察しよう
 

はんだ・アルミ・ガラスをとかしてみよう


この実験(じっけん)はとても高い温度のもの(はんだ、とかすアルミやガラスなど)を使います。実験をするときは、先生や家の人など大人といっしょに、やけどをしないように気をつけましょう。

むかしの鉄ぽうのたまの中には鉛(なまり)が入っていました。鉛はストーブの上におくだけでとけだしてきます。「はんだ」はその鉛とスズを合わせた金属(きんぞく)です。

実験
<はんだをとかす>
空きかんは、アルミや鉄(てつ)で作られているので、鉛のようにかんたんにはとけません。それでも鉄よりアルミの方がとけやすいです。

(1) アルミかんを細かくきざんで湯のみなどの陶磁器(とうじき)に入れます。
(2) とけたはんだを皿に流(なが)しこみます。
(3) ゆっくり冷(ひ)やし、十分冷えたところで取り出します。
(4) ヤスリで整えてペンダントや文鎮(ぶんちん)を作ってみましょう。

ねんどで作った型(かた)に流しこむと、ブローチやおきものなどができます。

<アルミをとかす>
(1) アルミかんを細かくきざんで湯のみなどの陶磁器に入れます。
(2) 七輪(しちりん)に入れて、まわりに炭を並(なら)べて火をつけます。うちわであおいで火力を強くします。
(3) 十分冷えたところで取り出します。

<ガラスをとかす>
ガラスはさらに高温でないととけませんが、ガラスのかけらもるつぼに入れてガスバーナーで熱すると、とけます。これをステンレスの型などに流しこむことで、色ガラスのペンダントができます。急に冷やすと割(わ)れることがあるので、注意がいります。

(1) ガラス(ソータ・ガラス)を細かくしたものを陶磁器に入れ、ガスバーナーで熱します。
(2) とけたら皿にとかしてかためます。
(3) 十分冷えたところで取り出します。

ミニミニちしき
金属類のとける温度は、鉛が327℃、アルミニウムが660℃、銅(どう)が1083℃、鉄が1535℃。金属によってかなりのちがいがあります。

鉄のとける温度は高いのですが、くぎなどは意外にやわらかく、赤く焼いて金づちでたたくと平(たい)らになります。これでよく切れるナイフが作れます。「やっとこ」ではさみ、赤く焼いてたたくことをくり返して、ナイフの形にします。そして最後にはきつく焼いて油や水の中に入れ、焼入れをします。この刃をと石でよくとぎ、柄(え)をつけるとナイフができあがります。


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