しらべ学習館 > 
…みる・観察する…
しぜんとあそぼう
かってみよう そだててみよう!
実験しよう
観察しよう
 

石や鉄(てつ)で水をわかそう

実験のイラスト 本より

※1 この実験(じっけん)は火を使うので、先生や家の人など、大人といっしょにやりましょう。
※2 焼いた石はとても熱くなっているので、素手でさわったりしてやけどをしないようにしましょう。

川原などの、大小のさまざまな石がたくさんあるところでは、石でモノを焼(や)いたり、にたりする“石料理(いしりょうり)”ができます。

実験
(1) 大きさが手ごろでなめらかな石をあつめ、その石の上にまきをつんでたき火をします。
(2) よく焼けた石を水をいれたなべの中にほおりこんでみましょう。水はどうなるでしょう。

川原でたき火をしたら、このように石を焼いて、すな地にほった水たまりになげ入れて、やさいやたまごをゆでてみましょう。

石は、火山岩のように熱(ねつ)に強く、表面(ひょうめん)がなめらかで丸いものを使(つか)います。石焼きいもの石として使われている、玄武岩(げんぶがん)や安山岩(あんざんがん)などの石がよいでしょう。石は水と同じように、すぐには熱くなりませんが、いったん焼けるとなかなかさめにくいので、温度(おんど)をたもつのにもぴったりです。

やってみよう調べてみよう
・平(たい)らな石を板(いた)のかわりにし、コンロを作ります。その石を焼き、上に肉ややさいをのせると石焼きになります。

・石のかわりに鉄のかたまりや鉄板(てっぱん)を赤くなるぐらい焼き、これをなべなどの容器(ようき)に入れてみましょう。

“ジュー!”といった大きな音とともにゆげが上がってきます。これをくり返すと水がわきはじめます。このように高温のモノを直せつ中に入れると、その部分の水が一気に100度以上(いじょう)になり、はげしくに立ってきます。全体をわかすためには、これを何回もくり返しましょう。

ミニミニちしき
モノは常温(じょうおん:ふつうの温度)で気体・液体(えきたい)・固体(こたい)と3つの状態(じょうたい)がみられますが、これは温度(おんど)によって変化します。
たとえば水は常温では液体ですが、100度になると気体(水蒸気(すいじょうき))になるし、0度になると固体(氷(こおり))になります。鉄も1600度ぐらいになると、液体となって流れ始めます。


もっとくわしく
石や鉄で沸騰(ふっとう)!
ほかにもこんなあそびが
つめたい水なのに沸騰している?
圧縮(あっしゅく)して熱を起こす
カイロの熱の秘密(ひみつ)にせまる
Back←  →Next