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熱気球(ねっききゅう)を飛(と)ばそう

熱気球の作り方熱気球の写真

火を使うときには、先生や家の人など、大人といっしょにやりましょう。

ここではもっともかんたんな熱気球を作って上げてみましょう。

実験
(1) うすいビニールのゴミぶくろとドライヤーを用意(ようい)します。
(2) ふくろの中にドライヤーで熱(ねっ)した空気をふきこんで口をしばると、熱気球のできあがり。

空気は熱するとかるくなるので、ふくろの中と外の温度(おんど)のちがいが大きい方がよく上がります。ですから、熱気球は気温のひくい冬の方がよく飛びます。

やってみよう調べてみよう
ストーブで熱した空気を入れたものや、ドライヤーで熱した熱気球は、中の空気の温度が低(ひく)くなると、上がってもすぐに落(お)ちてきてしまいます。 そこでふくろの下にカップをつけて燃やし、中の空気を熱し続(つづ)けるようにくふうすると、飛びつづける熱気球を作ることができます。ふくろはかるくて大きい方がよいでしょう。

たてものの外のかべにスプレーをかけるとき、ほかの部分(ぶぶん)にかからないように一時的(いちじてき)にはって使(つか)う、工事用(こうじよう)のごくうすいビニールシートが店で売られています。これをアイロンごてなどではり合わせてふくろにしても、よく飛ぶ熱気球ができます。

ミニミニちしき
熱気球をはじめて上げたのは、フランスのモンゴルフィエ兄弟です。1783年、動物(どうぶつ)をのせた熱気球を上げました。これがきっかけで気球の研究がさかんになりました。かるい気体の代表(だいひょう)である水素(すいそ)を使(つか)った気球が上げられたのも、同じ年です。

シャルルは水素をつめた気球に自分でのって、2kmまで飛びました。それから気球は、戦争(せんそう)で敵(てき)のようすを見に行ったり、爆弾(ばくだん)を落とすのに使われたこともあります。今は、スポーツとしての熱気球大会がひらかれるようになりました。


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