2025年12月03日更新(2025年12月01日登録反映分)
RACコードとは(読み:ラックコード)
● 日本も所属する農薬業界の上部団体「クロップライフ インターナショナル」(旧世界農薬工業連盟)には、3つの抵抗性管理委員会(Resistance Action Committee=RAC)があります。
● 3つの委員会は、殺虫剤(Insecticide)では「IRAC(アイラック)」、殺菌剤(Fungicide)では「FRAC(エフラック)」、除草剤(Herbicide)では「HRAC(エイチラック)」といいます。
● それぞれの委員会では、作用点や作用機構から、農薬の有効成分を分類した「RACコード」の利用を提唱しています。
● 農薬による耐性・抵抗性は、同一農薬、同一系統の薬剤の連用がその発生要因であると考えられているからです。
● RACコードが同一であれば、有効成分が異なっていても同一系統の薬剤なので、連用は避けなくてはなりません。
この電子図書館では、農薬の系統を次のように記載しています。

最新のRACコード表は、「クロップライフ ジャパン」(旧農薬工業会)のサイトに掲載されています。