『農業技術大系』果樹編 第8巻 施設栽培+50の2~施設栽培+50の7の6(ページ数:11)

共通技術>施設栽培の生理と応用>施設環境と樹の生育

落葉果樹の休眠と低温要求性

開始ページ: 施設栽培+50の2

執筆者: 杉浦俊彦

執筆者所属: 農研機構果樹研究所

備 考: 執筆年 2014年

記事ID: k298001z

見出し

 1.休眠ステージと低温要求性 ・・・〔1〕
  (1) 3つの休眠
    相関休眠(前休眠)
    自発休眠
    他発休眠 ・・・〔2〕
  (2) 休眠ステージの境界
    自発休眠導入期
    自発休眠から他発休眠への移行期
  (3) 自発休眠覚醒の定義
  (4) 低温要求性の意義と生理
 2.自発休眠覚醒期の推定法 ・・・〔3〕
  (1) 自発休眠覚醒に有効な温度
  (2) 発育速度(DVR)モデル
    考え方(モデル)
    利用方法 ・・・〔4〕
  (3) 低温遭遇時間
    考え方(モデル)と利用方法
    留意すべき点 ・・・〔5〕
  (4) チルユニット(chill unit,CU)
  (5) なお残る問題 ・・・〔6〕
 3.休眠と果樹栽培
  (1) 一般的な加温栽培
  (2) 発展的な施設栽培
 4.温暖化が及ぼす影響 ・・・〔7〕
  (1) 加温施設での発芽不良
  (2) 露地栽培での発芽不良
  (3) 品種間の開花期のずれ ・・・〔8〕
 5.休眠打破と発芽促進技術
  (1) シアナミドと石灰窒素
    効果
    処理方法
    2回処理 ・・・〔9〕
    露地栽培での使用
  (2) その他の休眠制御技術 ・・・〔10〕
    休眠打破を目的とした薬剤
    発芽促進剤
    高温高湿処理
    芽傷処理
    休眠制御が可能な台木

キャプション

第1図 ニホンナシ(品種:幸水)の芽の休眠ステージの変化(模式図)
第1表 自発休眠覚醒に有効な温度と必要な時間
第2図 ニホンナシ(品種:幸水)とモモ(品種:白鳳)のDVRと温度の関係
第3図 ニホンナシ(品種:幸水)の自発休眠期のDVIの変動(つくば市,1993~1994)
第2表 施設栽培主力品種の低温要求時間(7.2℃以下積算時間)
第4図 モモ(品種:白鳳)のDVI=1.3となった時点の低温遭遇時間(7.2℃以下)と気温の関係(つくば市,1991~2010)
第3表 ニホンナシ(品種:幸水)のCU係数
第5図 施設栽培の栽培型と休眠制御法
第6図 ニホンナシ(品種:幸水)の露地栽培でシアナミド処理した樹(左)と無処理樹(右)

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