『農業技術大系』果樹編 第8巻 適地と環境+146の8~適地と環境+146の17(ページ数:10)

共通技術>適地と環境>気象災害と発生機構

強風害・潮害

開始ページ: 適地と環境+146の8

執筆者: 森永邦久

執筆者所属: (独)農業・生物系特定産業技術研究機構近畿中国四国農業研究センター

備 考: 執筆年 2005年

記事ID: k208001z

見出し

 1.被害の種類と発生機構および被害の現われ方 ・・・〔1〕
  (1) 被害程度と園地・樹体条件
   (1)被害程度と園地立地
   (2)被害程度と樹体・栽培管理法 ・・・〔2〕
  (2) 被害の種類
   (1)強風による被害(倒伏,枝折れ,落葉,落果,施設損傷)
   (2)潮風による塩害
   (3)果実への二次的な影響 ・・・〔3〕
   (4)豪雨による土砂崩れ
 2.被害樹の生理と回復力 ・・・〔4〕
  (1) 風荷重下における樹体反応
  (2) 被害後の光合成産物と吸収窒素の転流
  (3) 被害後発生した葉の耐低温性 ・・・〔5〕
  (4) 果実品質
  (5) 被害後および回復過程の細根呼吸活性
  (6) 不時開花
 3.被害回避と樹勢回復のための対策
  (1) 共通的な事前対策 ・・・〔6〕
   (1)園地の立地
   (2)潮害時の散水施設・機械の整備
   (3)防風樹・垣,防風ネット
   (4)支柱の設置,高接ぎ部結束,施設の補強
   (5)樹形・仕立て法
   (6)排水溝などの園地整備
  (2) 台風直前の事前対策 ・・・〔7〕
   (1)熟期果実の収穫
   (2)病害予防
   (3)棚の整備
  (3) 台風被害後の対応と対策 ・・・〔8〕
   (1)塩分の洗浄・除去
   (2)折れ枝,倒伏樹,落下果実の処置
   (3)被害に応じた摘果および枝梢管理
   (4)施肥,灌水,日焼け防止 ・・・〔9〕
   (5)病害虫防除・腐敗防止
  (4) 翌年以降の対策
   (1)防寒
   (2)剪定
   (3)翌年の結実
   (4)改植

キャプション

第1図 台風に伴う潮風害被害カンキツ園のようす(2004年8月の台風18号による被害)
第2図 地形による潮風害被害程度の差異(1991年の台風19号による被害)
第3図 葉の表面の塩分濃度と被害初期段階の落葉率の関係
   キーワード:キウイフルーツ\ブドウ\カキ\ミカン
第4図 光合成産物の移動と被害程度
   キーワード:細根および中根\太根\旧枝,主幹\春枝\旧葉\春葉
第5図 潮風害樹の細根呼吸活性に及ぼす着果の影響
   キーワード:摘果樹\着果樹
第6図 防風樹の有無と被害状況
第7図 マルチ利用による簡易排水制御法の構造(左)と設置例(右)
第8図 ジオテキスタイルを併用する石垣修復法

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