『農業技術大系』果樹編 第8巻 適地と環境+146の2~適地と環境+146の7(ページ数:6)

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雹害

開始ページ: 適地と環境+146の2

執筆者: 鈴木邦彦

執筆者所属: 農業技術研究機構果樹研究所

備 考: 執筆年 2001年

記事ID: k168003z

見出し

 1.雹害発生のしくみ ・・・〔1〕
 2.果樹への被害の状況
  (1) ニホンナシ
  (2) ブドウ
  (3) キウイフルーツ
  (4) ウメ ・・・〔2〕
  (5) カキ ・・・〔3〕
  (6) クリ
 3.防災網の設置と被害 ・・・〔4〕
 4.降雹後の事後対策
  (1) ニホンナシでの対処法
   (1)傷口からの水分蒸散の防止
   (2)外科的な処置
   (3)枝幹の日焼け防止
  (2) ブドウなどでの対処法
  (3) ガムテープの利用 ・・・〔5〕
 5.着果調節と栄養状態の改善
 6.被害の回復状況と対策
  (1) ニホンナシ
  (2) ブドウ

キャプション

第1図 ニホンナシの雹害とその後の状況。(1)骨格枝(亜主枝)は氷塊の衝撃で損傷を受け,乾くと樹皮がめくれる,(2)棚下から見たニホンナシの被害状況。葉がほとんどなくなっている,(3)ごくわずかだが,樹上に残った果実は損傷が激しい,(4)樹皮の亀裂から枯れ込みが広がる,(5)樹勢が強い場合は癒症組織ができるが,全面を覆うには時間がかかる,(6)収穫期まで樹上にあった果実でも,商品価値はない
第2図 ブドウの雹害。ブドウは枝や果穂が折れ,葉の損傷が激しい
第3図 ウメの雹害。骨格枝から出た細い枝は根元からもぎ取られる
第4図 カキの雹害。(1)5月末のカキでは新梢の損傷が多かった,(2)時間が経過すると,新梢や側枝の枯込みが目立つようになる

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