『農業技術大系』作物編 第8巻 宮城・ふみえはらはん+1~宮城・ふみえはらはん+10(ページ数:10)

水田の多面的利用>事例編>多様なイネ・米の活用で水田を守る

アイガモ米で農家レストラン開業,おにぎりも直売 −野菜も田んぼや野山の草も米と一緒にまるごと産直− 宮城県加美郡小野田町・農家レストランふみえはらはん

開始ページ: 宮城・ふみえはらはん+1

執筆者: 渋谷文枝

執筆者所属: レストラン「ふみえはらはん」

備 考: 執筆年 1999年

記事ID: s218024z

見出し

〈地域の概要〉 ・・・〔1〕
 1.地域の水田の条件
 2.田にはアイガモが泳ぎ,畑にはおばあちゃんたちの姿が
   (1)20年前,畦草飼育の牛,レンゲ,裏作ムギもあった
   (2)兼業地帯だが土日になると田畑には人がいっぱい ・・・〔2〕
   (3)町営の直売所「土産センター」が年寄りも私も元気にした
〈米加工・農村レストランの動機〉 ・・・〔3〕
 1.農薬に弱かった私が選んだ無農薬,無化学肥料
 2.「安全な食物」講座での出来事
 3.アイガモがくれた草取りから解放 ・・・〔4〕
   (1)除草剤を止めた草種が変わり土が変わった
   (2)アイガモとの出会いが未来をくれた
〈多面的利用の実際と技術〉
 1.アイガモ稲作−草が消え,おいしい米と鴨肉が
 2.鴨肉が加工販売のきっかけに ・・・〔5〕
〈おにぎり・もち・レストラン−米加工・販売への展開〉 ・・・〔6〕
 1.おにぎり“縁むすび”で米の付加価値販売
   (1)おにぎりしかない…
   (2)女一人で飲食店許可申請へ
    女一人の名義で近代化資金を借りる
    中古の厨房道具,手づくりでも施設認可
   (3)土産センターでのおにぎり販売 ・・・〔7〕
    懐かしいシソ巻きと味噌焼きで
    季節をおにぎりに込める
 2.玄米もち,草もちも手がける ・・・〔8〕
 3.レストレン「ふみえはらはん」の開業
   (1)小野田らしい食事ができる場所を
   (2)メニューはその日に畑にあるもので ・・・〔9〕
   (3)カモ米のご飯が一番。米産直の幅も広がる
   (4)田んぼ,畑,水路,雑草。すべてが宝物
〈今後の課題〉 ・・・〔10〕

キャプション

●経営のあらましと多面的活用の概要
   キーワード:アイガモ除草
第1図 小野田町の位置
第2図 田んぼに入れたばかりのアイガモたち
第3図 農家レストラン「ふみえはらはん」の秋のようす
第4図 米の無農薬栽培のきっかけとなった米の実験
第1表 アイガモによる稲作暦
第5図 土産センターに並べた玄米もちと縁むすび
第6図 杉木立に囲まれたレストラン「ふみえはらはん」の見取り図
第7図 ふみえはらはん開業のときのメンバー
第8図 春の日の献立て(2,000円ていど)
第9図 レストランでお食事中のお客様と
第10図 献立ての材料となる自然のめぐみ(山菜と野草)

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