記事ID | T120309z | |
作品種別 | 食品加工総覧 | |
巻 | 第3巻 | |
巻名 | 加工共通技術 | |
記事タイトル | [食品加工に生かす健康情報] マグネシウム摂取とヒトの健康 | |
サブタイトル | 食品成分と健康>ミネラルの働きとヒトの健康 | |
年 | 2015年 | |
開始ページ | 508-146 | |
執筆者 | 編集部・協力:横田邦信 | |
執筆者所属 | 東京慈恵会医科大学 | |
地域1 | ||
地域2 | ||
現地域 | ||
地域コード | ||
見出し | ●マグネシウムの特性 【マグネシウムの特性―必須ミネラルのうちの主要(多量)ミネラル】 【マグネシウムの多彩な生理作用】 ◎生体のエネルギー源(=ATP)産生にかかわる酵素を活性化する ◎細胞内外のイオンバランスの調整役 ◎体内の種々の伝達メカニズムに関与 ◎骨や歯の形成に不可欠 ●幅広いマグネシウムの用途―医療から工業用材料,航空機やミサイルにまで ●健常成人男性では約100mg/日以上のマグネシウム不足 【食事摂取基準,栄養機能成分としても注目されるマグネシウム】 【日本人は1日約100mg以上のマグネシウム不足―国民健康・栄養調査から】 【マグネシウムを多少とりすぎても,腎機能に問題なければまったく心配はない】 ●マグネシウム不足の要因としての「食の半欧米化」 【昭和20年代の日本人の食事】 【穀物摂取量の激減,米の精白米化もマグネシウム摂取不足を引き起こした】 【高脂肪の食事がマグネシウム不足を助長する】 【穀物や野菜といった食材自体のマグネシウム減もある】 【粗塩から精製塩への製塩法の歴史はマグネシウム不足を招いた】 ●マグネシウム不足がもたらす疾患 【脳卒中・虚血性心疾患とマグネシウム摂取量の関係】 【生活習慣病で怖いのは血管合併症】 ◎高血圧 ◎脂質異常症 ◎糖尿病 【なぜ,動脈硬化になるのか】 ◎粥状(じゅくじょう)硬化 ◎中膜硬化 ◎細動脈硬化 【糖尿病は,慢性的な高血糖が持続する病気】 【糖尿病の怖さは,血管合併症にある】 ◎糖尿病性網膜症 ◎糖尿病性腎症 ◎糖尿病神経障害 ●糖尿病とマグネシウム 【1997年以降,2型糖尿病が激増―予備軍を含めると推定でも2,000万人を超えた】 【糖尿病発症のメカニズム】 ◎糖代謝の仕組みとインスリン ◎インスリン抵抗性 ◎日本人の遺伝的因子によるインスリン分泌能の低さ 【食事性のマグネシウム摂取不足こそ,2型糖尿病に強く関係する(マグネシウム仮説)】 【デボラ湖の天然濃縮ニガリを使った臨床研究】 【臨床研究でマグネシウムは3つの大きな効果を示した】 ◎インスリンの抵抗性が大幅な改善をみた ◎継続使用で,その他の血糖コントロール指標も改善が見込める ◎高血圧を改善し,天然のカルシウム拮抗薬の作用を発揮した ◎中性脂肪の値も大きな改善データが得られた 【マグネシウムの十二分な摂取で,糖尿病にはこんなメリットが考えられる】 ◎インスリン分泌にも好影響を与える ◎怖い合併症のリスク軽減が期待できる ◎境界型の人は,糖尿病への進展にブレーキがかけられる ◎空腹時血糖値が正常な人も,糖尿病の予防策として活用したい ●マグネシウム摂取を増やすための食事=「そばのひ孫と孫は(わ)優しい子かい,納得」 【マグネシウム含量の高い食材・食品】 【2型糖尿病を予防する食事のポイント】 ◎献立のポイント ◎食べ方のポイント 【マグネシウム含量の多い食品】 ◎ニガリで固める豆腐 ◎ニガリ ◎ニガリを飲んでも,内臓組織が固まるわけがない ◎ニガリに対する誤解―ニガリのホントの話 ◎ミネラル・ウォーター ◎海洋深層水 【サプリメントの活用も視野に入れたい】 | |
キャプション | 写真1 そばガレット 図1 わが国における糖尿病患者数(推定)年次推移(平成24年国民健康・栄養調査結果の概要より改変) 図2 インスリン感受性細胞におけるMg2+の作用点 図3 わが国における戦後の糖尿病有病率と食環境の推移(MAG21研究会) 図4 血中インスリン濃度とMg摂取量との関係 図5 水の硬度と循環器疾患死亡率との関係 図6 飲料水中マグネシウム濃度と循環器疾患有病率との関係 図7 日本人のCaとMgの食事摂取比率の推移(MAG21研究会) | |
素材 | 共通編 | |
加工品 | 執筆年 2015 | |
ページ数(ポイント数) | 26 |
©1996-2007 Rural Culture Association Japan. All Rights Reserved.