記事ID | S200703_034 |
作品種別 | 食農教育 |
特集タイトル | |
上位サブタイトル | |
連載タイトル | プロの手ほどき 授業でできる食べもの加工(4) |
記事タイトル | ヌカ漬け |
下位サブタイトル | |
年・月 | 2007年03月号 |
開始ページ | 116 |
執筆者 | 針塚藤重 |
執筆者所属 | 針塚農産 |
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見出し | ●針塚式・ヌカ床のつくり方◎<種まきと風味づけ>◎<新鮮な野菜を漬ける> |
キャプション | 用意するもの。上段が炒りヌカ。中段左から、ミネラルウォーター、本みりん、新ビオフェルミンS細粒、生ビール、酒粕。下段左から海水塩、唐辛子、昆布、米こうじ/針塚農産 針塚藤重さん(72歳)/(1)みりん、水、塩半量(約225g)を容器に入れ、菜箸でかき混ぜる/(2)別容器に炒りヌカ全量を入れ、残りの塩を混ぜる。「生ヌカのばあい、必ず新しいものを使い、75℃で3分炒る。デンプンをα化して菌が召し上がりやすい形に熱変性させるんです」/(3)ヌカと塩をよく混ぜ合わせたら、真ん中にくぼみをつくる/(4)まずは、乳酸菌。新ビオフェルミンS細粒を1/2本入れる/(5)次に酵母菌。一般の生ビールでは、酵素は活性しているが、発酵がすすまないように、酵母はろ過してとりのぞかれている。酵母も生きた生ビール(キリンまろやか酵母)や地ビールを使うとよい/(6)菜箸でよくかき混ぜる/(7)唐辛子と昆布を一つかみずつ入れ、風味づけする/(8)酒粕とこうじを入れ、麹菌や酵母菌をたっぷり投入/(9)菜箸でよく混ぜ合わせる/(10)(1)でつくった液体をすべて入れて、しっかりかき混ぜる。これで、およそ耳たぶくらいの固さ(水分約70%)になる/(11)水洗いした野菜をそのまま漬けてもよいが、塩もみするとさらにうまくなる。流水で洗い、雑菌のつきやすい先端部を切り取り、塩もみし、もう一度水洗い、が基本/(12)キュウリのばあいは、塩をふって、まな板の上で両手で転がして板ずりするか、袋に入れて塩もみする。もみ加減は野菜の汁がでてくるくらい/(13)毎日1回隅っこまでよくかき混ぜ、新鮮な野菜を1本入れるのがおいしいヌカ床を保つ秘訣。野菜には乳酸菌がついていて、酵素も含まれる。これがヌカの脂肪分を分解し、風味を高める/(14)野菜を埋めたら、空気が入らないようしっかり押さえる。10%の塩水に浸して軽く沸騰させた綿の布巾を上からかぶせておくと、シンナー臭の原因となる酸膜酵母(悪玉の酵母)の繁殖を抑えられる(夏は週1回、冬は2週に1回、布巾を殺菌) |
記事区分 | |
親記事/かこみ | |
作目 | |
備考/キーワード | S200703_034 |
ページ数(ポイント数) | 4 |
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