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記事IDS200609_031
作品種別食農教育
特集タイトル
上位サブタイトルカラー口絵
連載タイトル郷童《さとわらべ》 ふるさとに育つ子どもたち(3)
記事タイトル名人に習うマジャク釣り
下位サブタイトル郷童《さとわらべ》 ふるさとに育つ子どもたち(3)
年・月2006年09月号
開始ページ93
執筆者写真・文 岡本 央
執筆者所属
取材対象熊本・荒尾市立荒尾第一小学校
地域1熊本県
地域2
現地域
見出し
キャプション有明海に面した熊本県荒尾市立荒尾第一小学校(境民子校長)では、地域の「食の発見」「生活の見直し」「自然に親しむ」活動の一環として、干潟でマジャク(アナジャコ)釣りの伝統漁法体験をしている。/この日、名人の指導で、マジャク釣りに挑戦したのは4年生から6年生まで。/干潟の表面の砂泥を10センチほど削り取っていくと、マジャクの巣穴が現われる。/穴にゆっくりと筆を差し込むと、マジャクは敵が侵入してきたと思い、筆を押し上げる。マジャクが穴の入り口付近に上がってきたところで捕まえる。/マジャクはびっくりすると地下深く潜ってしまうため、静かにそっと筆を入れるのがコツ。/マジャクはシャコに似ているが、ヤドカリの仲間。この地域では昔から食べられてきた。/「私の子どものころは、干潟が遊び場だったんですよ。マジャク釣りは、子どものいい小遣い稼ぎでした」と名人のひとり、近藤さんは昔を振り返る。いまの子どもたちは、ふだんは干潟に近づくことすらほとんどないという。/初めて挑戦したにもかかわらず、どんどん釣り上げている男の子がいた。「彼は動物や昆虫が大好きだから、マジャクのほうから近寄ってきたんだ」とは友達の弁。
記事区分
親記事/かこみ
作目
備考/キーワードS200609_031
ページ数(ポイント数)4