『現代農業』1989年10月号 35ページ~49ページ(ページ数:15)

タイトル

土にたまった貯金(養分)をうまーく引き出し無病・高品質野菜つくり

執筆者・取材対象: 編集部蜷木翠武井昭夫若梅健司斎藤平悦水口文夫夏井岩男

地域: 愛知県千葉県山形県愛知県北海道

見出し

●石灰を施しているのに尻腐れ(トマト)、芯腐れ(ハクサイ)、病気と縁が切れない◎そんなときどんな対策を講じていますか?●もう石灰を施さなくても、土の中には「貯金」がいっぱい!◎石灰の「貯金」くらべをしてみよう-長野県の例●土壌消毒が吸えなくしている! 土の貯金がなぜ使えない?(1)◎硝酸化成でできた硝酸態チッソがカギ◎土壌消毒の有無で石灰と苦土の吸われ方に大差◎石灰や苦土は硝酸とつれあって溶け出してくる●石灰・苦土が吸えないのは細根が少ない!弱い!からだ 土の貯金がなぜ使えない?(2)◎石灰は夜吸われたものが全身に運ばれる、夜の吸収には根の活力が必要だ◎高糖度トマト(桃太郎など)に尻腐れ、葉カビ病、灰色カビ病が多いのはなぜ?●チッソを減らす、pH調整はもう止める 土の貯金を生かすには◎(1)pH調整の石灰や苦土の施用を止める◎(2)土壌消毒したら、必ず良質の堆肥を◎(3)チッソの少量施肥で硝酸を少しずつ効かす●石灰をうまく効かせる「土中マルチ」の水分安定法 ベテラン農家の手だて(1)◎今、少量の石灰を効かす「土中マルチ」で◎昔、石灰は少なかったが、石灰欠乏は出なかった。そのやり方は?●金をかけずに時間をかける 作物で土をつくる ベテラン農家の手だて(2)◎指標作物で土の状態を毎年チェックする◎石灰を吸わせるつもりなら消石灰で◎pHを4→6にするのに7~8年かける

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