『農業技術大系』野菜編 第8-2巻 基+55~基+60(ページ数:32)

アスパラガス>基礎編>品種生態と特性

経営のねらいと求められる性質

開始ページ: 基+55

執筆者: 元木悟

執筆者所属: 明治大学

備 考: 執筆年 2021年

記事ID: y468213z

見出し

 1.アスパラガスの品種の特性と選定・・・〔1〕
  (1)日本で栽培されている品種
  (2)気象条件から適品種を推定する・・・〔4〕
  (3)アスパラガスの用途にあわせた品種の選定・・・〔5〕
  (4)個性を売る時代の新しい経営スタイル・・・〔6〕
   ・アスパラガスの流通および販売は多様化の時代へ
   ・太もの人気がさらに加速
   ・新食材の「ミニアスパラ」・・・〔7〕
   ・新品目としての生食用のホワイトアスパラガス・・・〔8〕
   ・栄養価と機能性で勝負するムラサキアスパラガス・・・〔12〕
 2.国際アスパラガス品種比較試験(International Asparagus Cultivar Trial)・・・〔13〕
  (1)国際的な規模の品種比較試験
  (2)日本におけるIACTの研究成果・・・〔14〕
   ・第1回IACT
   ・第2回IACT
   ・第3回IACT・・・〔15〕
   ・第4回IACT(日本は不参加)・・・〔18〕
  (3)IACTへの参加とデータ利用
 3.雌株と雄株の違いによる生育および収量・・・〔20〕
  (1)雌株と雄株
  (2)雌雄の見分け方
  (3)栽培からみた雌株と雄株の特性
   ・雄株が有利と考えられていた
   ・雌雄判別法の開発と最近の品種・系統における再検討・・・〔22〕
   ・伏込み促成栽培における雌雄株の特性・・・〔23〕
   ・ハウス半促成長期どり栽培における雌雄株の特性・・・〔24〕
 4.今後の方向性・・・〔25〕
  (1)世界と日本の育種の動向に注目する
  (2)伏込み促成栽培および採りっきり栽培で早期に品種・系統の優劣を確認する・・・〔26〕

キャプション

第1図 アスパラガスの萌芽(神奈川県伊勢原市)
第1表 日本国内の種苗会社が取り扱うアスパラガスの品種・系統の特性
第2図 栽培地で異なる収量構成要因
第3図 日本におけるグリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスの消費の推移(1964~2004年)
第4図 アスパラガスの若茎と成茎の部位の名称
第5図 アスパラガスのカラーバリエーション
第6図 3色揃ったアスパラガスのセット販売
第7図 太ものの評価が高まっている
第8図 タイ王国産の「ミニアスパラ」
第9図 ホワイトアスパラガスの収穫風景(オランダ王国)
第10図 ヨーロッパでは,ホワイトアスパラガスは春を告げる野菜として特別なものであり,伝統的に食されている
第11図 新幹線の作業用トンネル(①②)を利用した生食用のホワイトアスパラガスの生産(長野県坂城町)
第12図 簡易遮光法によるホワイトアスパラガスの露地栽培(長野市)
第13図 ヘッドライトを装着した遮光法によるホワイトアスパラガスの収穫(北海道滝川市)
第14図 遮光法によるホワイトアスパラガスの露地普通栽培(北海道蘭越町)
第15図 遮光法によるホワイトアスパラガスのハウス半促成栽培(北海道滝川市)
第16図 遮光法によるホワイトアスパラガスの伏込み促成栽培(北海道新篠津村)
第17図 春どりにおけるグリーンアスパラガスおよびホワイトアスパラガスの収量と収穫本数の推移
第18図 被覆(収穫)期間が当年の夏秋どりおよび翌年の春どりの収量と品質に及ぼす影響
第19図 母茎押し倒し法と遮光法を組み合わせたホワイトアスパラガスの夏秋どり栽培(広島県) 6月 23日の外観(左)と内部の萌芽状況(右)
第20図 夏秋どり栽培における筒状簡易軟白器具を使ったホワイトアスパラガスの生産(奈良県) 左:萌芽時のアスパラガスの芽,中:筒状簡易軟白器具の設置状況,右:収穫時のホワイトアスパラガス
第21図 ムラサキアスパラガスの萌芽状況(長野市) 左:春どり,右:夏秋どり
第22図 ムラサキアスパラガスの品質
第2表 第1回IACTにおける供試品種・系統の収量および品質
第23図 第1回LACTで最も1茎重が重かったVulkan(Lucullus234)
第3表 世界のアスパラガス生産
第4表 第3回 IACTの参加国と栽培地域
第5表 第3回 IACTで検討された品種・系統
第6表 日本で行なわれた第 3回 IACTの供試品種・系統
第24図 長野県野菜花き試験場における第 3回 IACTの 4年株夏秋どりの栽培圃場(長野市)
第7表 第3回IACTにおける露地長期どり栽培の3年株の収量および品質,生育特性
第25図 第3回IACTにおける供試品種・系統の収量および品質
第8表 第3回IACTにおける露地長期どり栽培の3年株の収穫物のルチン含量およびポリフェノール含量
第9表 第 3回 IACTにおける品種・系統の特性と収量および品質
第26図 中国の華南エリアにおける第 4回IACT(①)の栽培圃場(中国・江西省南昌市)
第27図 中国の華北エリアにおける品種比較試験(中国・北京市) 北京市農林科学院では,第 4回IACTも含め,40aで 100品種・系統の栽培試験が行なわれていた。露地(右)では茎枯病と斑点病が多発していた
第28図 アメリカのミシガン州におけるアスパラガスの試作(品種比較試験)(アメリカ・ミシガン州Hart)
第29図 アメリカのワシントン州におけるアスパラガスの試作(現地実証試験)(アメリカ・ワシントン州Pasco)
第30図 アスパラガスの花の構造
第31図 越冬種子から発芽した実生苗
第32図 アスパラガスにおける種子のフェニルカーバメート処理における若苗での開花
第10表 アスパラガス伏込み促成栽培における雌雄株の生育量(地上部:1996年 10月28日,地下部:12月 5日)
第11表 アスパラガス伏込み促成栽培における雌雄株の収量(1997年1月6日.3月21日)
第12表 アスパラガスの伏込み促成栽培における雌雄株の時期別収量特性1)
第33図 アスパラガスの伏込み促成栽培における雌雄株の若茎の重量別本数割合
第13表 アスパラガスの伏込み促成栽培における雌雄株の重量別本数割合の統計値
第14表 アスパラガスの伏込み促成栽培における 1年養成株の若茎の雌雄間差1)
第15表 アスパラガスの伏込み促成栽培における1年養成株で生産された若茎先端部の締まりの雌雄間差
第16表 アスパラガスの伏込み促成栽培における1年養成株で生産された若茎のりん片葉に発生したアントシアニンの雌雄間差
第17表 アスパラガスのハウス半促成長期どり栽培の 3年株における雌雄株の春どりの規格別収量と秀品率(単位:g/18株)
第18表 アスパラガスのハウス半促成長期どり栽培の 6年株における旬別収穫量(雌雄各80株の総数)
第19表 アスパラガスのハウス半促成長期どり栽培
第34図 伏込み促成栽培における品種・系統の選定(群馬県沼田市)
第35図 採りっきり栽培の萌芽(千葉県成田市)
第36図 採りっきり栽培における品種・系統の選定

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