『農業技術大系』作物編 第3巻 新潟・武田+1~新潟・武田+11(ページ数:11)

イネ=精農家の技術>本田編>気象条件と技術体系

〈キヌネヒカリ〉中苗(3.3葉)坪60株,3〜5本植え 〈キヌヒカリ〉転換期の三深四落で有効茎確保 新潟県白根市 武田晴夫 (42歳)

開始ページ: 新潟・武田+1

執筆者: 武田晴夫

執筆者所属: 新潟県実際家

備 考: 執筆年 1989年

記事ID: s0300750

見出し

〈地域の概況と技術の課題〉 ・・・〔1〕
 1.地域の概況
 2.私のイネづくりの柱
〈技術の基本〉 ・・・〔2〕
 1.導入のねらい ・・・〔2〕
 2.キヌヒカリの特性
 3.キヌヒカリの栽培のポイント ・・・〔4〕
   (1)うすまき苗の浅植えで早期活着
   (2)尿素液肥の瞬間着肥と活着後の完全落水で優秀分げつ確保
   (3)茎揃いをよくする「三深四落」の水管理
   (4)品種特有の葉色を維持するつなぎ肥 ・・・〔5〕
   (5)穂肥2〜3回,出穂肥,実肥で秋まさり ・・・〔6〕
〈イネの生育と技術〉
 1.苗づくり
    種子消毒は入念に,浸種は積算100℃
    うすまきの低温育苗
    物理性のよい床土
    尿素液の瞬間着肥
 2.本田の準備 ・・・〔7〕
    プラウ耕で深層に施肥
    元肥は減肥,尿素化成で
 3.田植え活着期 ・・・〔8〕
    坪60株,3〜5本の浅植え
    活着後の完全落水で根を伸ばす
 4.分げつ促進期
    浅水管理で有効茎数確保
    後半の株揃い,登熟をよくする溝切り
 5.生育転換期から出穂まで ・・・〔9〕
    三深四落で株揃い向上,太茎づくり
    着粒数を増大,茎を硬くするつなぎ肥
    11葉期からの穂肥は充分できる ・・・〔10〕
    出穂,開花までは深水管理
 6.出穂から収穫まで
    根の力が強く登熟期間が長い
    実肥は天候に合わせてバランスよく    
    乾燥は前半低温で ・・・〔11〕
 7.病害虫防除

キャプション

経営の概要
第1表 目標とする収量構成要素
   キーワード:コシヒカリ\キヌヒカリ
第2表 キヌヒカリの品種特性
   キーワード:田植時期\出穂期\収穫期\生育のしかた\収量\品質・食味
第1図 キヌヒカリ(右)とコシヒカリ(左)
第2図 キヌヒカリの1株の穂
第3図 生育経過と技術のしくみ(昭和63年)
   キーワード:茎数\葉齢\施肥\水管理\アミノエキス+PK苦土\尿素化成246\化成8.8.8\苦土有機入化成A801
第4図 三深四落で太茎,硬苗づくり
第3表 品種特有な葉色(カラースケール値)
   キーワード:コシヒカリ\キヌヒカリ\越路早生
第4表 育苗の作業暦
   キーワード:黒土\赤土\山砂\くん炭\稚苗用肥料\タチガレンA粉剤\硫安\ベンレートT\床土詰め機械\芽出し催芽器\カスミン\ダコニール粉\有孔ポリラブシート\有孔ポリ\ラブシート\尿素液肥
第5図 有孔ポリ時の出芽状態
第6図 無加温の低温育苗
第7図 中苗ずんぐり苗
第5表 本田の作業暦(昭和63年)
   キーワード:ドロオイムシ\プリグロックス散布\整地キャリャー\プラウ\く溶性苦土\トラクター散布機\PK化成08号\背動散布機\尿素化成246号\MO粒剤\背動散布機\フジグラス粒\溝切機\パダン水溶剤\米ぬか\デナポン粉剤\ナイヤガラホース\アミノエキス肥料\過石\塩加\ドロオイムシ\尿素化成\化成(8‐8‐8)\紋枯病\ネオアソジン粉PL\苦土有機入り化成A801\有機入り肥料\NPK\イナゴ\メイチュウ\DL剤\テンバリング乾燥機\プラウ
第8図 浅水管理で分げつを促す(5月25日)
第9図 幹線排水路掘りと溝切り
第10図 幹線排水路‐分げつ促進,浅水管理
第11図 三深四落の水管理
第12図 つなぎ肥,9葉期のイネ姿
第13図 太茎で茎揃いのよい10葉期
第14図 出穂期 草丈スケールを用いて施肥量を判断
第15図 1株28本の有効茎 太い茎で揃いがよい

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