『農業技術大系』土壌施肥編 第8巻 茨城・高松+1~茨城・高松+15(ページ数:15)

実際家の施肥と土つくり>露地畑土壌の実例

〈関東ローム層・火山灰壌土〉 ダイズ,ムギ,ジャガイモ,野菜ほか ○課題:緑肥を組み合わせた輪作体系 ○栽培,生育:根がしっかり張り長雨や干ばつなどに負けない生育 ○施肥:自家製ボカシ肥による減化学肥料 ○有機物:緑肥と前作残渣の徹底活用 ○その他:プラウ・ハロー・ロータリを駆使した耕うん整地 茨城県牛久市 高松求(75歳)

開始ページ: 茨城・高松+1

執筆者: 新海和夫

執筆者所属: 新海農園代表

備 考: 執筆年 2007年

記事ID: d188009z

見出し

〈畑輪作に取り組む背景〉 ・・・〔1〕
 1.地域の概況
 2.地域における土壌の問題点 ・・・〔2〕
 3.高松さんの経営と栽培
   (1)高松さんの求める農業者像—まず経営者であれ
   (2)輪作パターン1—ムギを馬鹿にするな ・・・〔3〕
   (3)輪作パターン2—ダイズは今が踏ん張りどころ
   (4)水稲もちの畑栽培—荒れた畑をよみがえらせる ・・・〔4〕
   (5)輪作パターン3—球根,ヤマトイモは年寄り農家のもうけどころ
〈高松さんの土壌管理の経過と現状〉 ・・・〔5〕
 1.一番らくな土つくりの発見
 2.籾がら堆肥づくり
 3.暇なときにつくるボカシ肥 ・・・〔6〕
〈高松式休耕畑利用の輪作プログラム〉
 1.輪作プログラムスタート前に
 2.1年目—地力のない畑には陸稲をつくれ ・・・〔7〕
   (1)荒れ地,耕うんの秋
   (2)1年目の春—陸稲のドリル播種 ・・・〔8〕
   (3)2年目の春—有機物の現地調達と根による土壌改良 ・・・〔9〕
 3.2年目—ダイズと緑肥で肥料分を確保
   (1)2年目の夏—ダイズに挑戦
   (2)2年目の秋—ゆとりの緑肥への挑戦
 4.3年目—何もしなくてもジャガイモ3t ・・・〔10〕
   (1)3年目の春—加工用ジャガイモの契約栽培
   (2)3年目の秋—有機物確保,土つくりのためのコムギ
 5.4年目—商品作物としての野菜に挑戦
   (1)4年目の春—ニンジンの契約栽培
   (2)4年目の秋—休耕畑利用輪作プログラムの完成 ・・・〔11〕
〈若者に夢を語れる農法の確立〉
 1.農家の知恵と科学を結集して
 2.大型機械の共同利用と小型管理機の活用
 3.緑肥の積極的な活用 ・・・〔12〕
   (1)水田にはイタリアンライグラス
   (2)畑にはソルゴー ・・・〔13〕
   (3)信念—「土は人の表現」です ・・・〔14〕

キャプション

経営の概要
第1図 高松農園の見取図と輪作パターン
第2図 輪作パターン1—イネ→ムギ
第3図 輪作パターン2—ムギ→ダイズ→緑肥
第4図 畑で元気に育つ水稲もち
第5図 輪作パターン3—水田利用の球根栽培,ヤマトイモ栽培
第6図 プラウでみごとに反転すき込みされたムギわら
第7図 籾がら堆肥のつくり方
第8図 高松さんのEMボカシ肥づくり
第9図 輪作プログラムの実践畑
第10図 高松式休耕畑利用の輪作プログラムをスタートさせた荒れた休耕畑
第11図 一部灌木化した雑草の始末から始まった作業
第12図 高松式除草。陸稲圃場の小型管理機による中耕除草作業(左)
第13図 小型管理機による培土でほとんど雑草がみえない
第1表 高松さんのジャガイモ収穫作業委託・販売の収支
第14図 高松式休耕畑利用の輪作プログラム
第15図 バーチカルハロー
第16図 水田への緑肥(イタリアンライグラス)栽培手順
第17図 畑への緑肥(ソルゴー)栽培手順
第18図 ソルゴーの刈倒し

トップへ戻る