『農業技術大系』土壌施肥編 第8巻 佐賀・JA伊万里+1~佐賀・JA伊万里+7(ページ数:7)

実際家の施肥と土つくり>樹園地土壌の実例

ナシ幸水の施設栽培で有利出荷,生育期主体の施肥と収穫後の灌水で樹勢を維持 佐賀県伊万里市・JA伊万里梨部会

開始ページ: 佐賀・JA伊万里+1

執筆者: 広田隆一郎(執筆)貝原洋平(改訂)

執筆者所属: 佐賀県西松浦農業改良普及所佐賀県伊万里農林事務所

備 考: 執筆年 2019年

記事ID: d308029z

見出し

 1.土壌・施肥をめぐる課題 ・・・〔2〕
  (1) 産地の概要と栽培環境の特徴
   (1)沖積の砂礫を含んだやせ地
   (2)温暖化で低温遭遇時間が不足
   (3)早期出荷体制の構築が不可欠
   (4)樹勢の低下,棚面無効容積の増大
  (2) 土壌肥料上の課題とその対策
   (1)樹勢の低下,結果負担力の弱さ
   (2)新梢葉の早期展開と伸長の早期停止 ・・・〔3〕
   (3)油かすなどで味の濃いナシづくり
   (4)山土の客土で土壌流亡を防ぐ
  (3) 産地の栽培・出荷・販売戦略
 2.施肥・土作りの考え方と実際 ・・・〔4〕
  (1) 晩秋期〜初冬期に施肥しない
   (1)幸水の施設栽培に伴う樹勢低下
   (2)礼肥の前倒しで樹勢回復を早める
  (2) 灌水など収穫後管理を改善 ・・・〔5〕
   (1)灌水で礼肥などの効果を高める
   (2)客土で表層管理,部分的な中耕
  (3) 粉砕剪定枝の表層施用で土作り
  (4) 窒素の遅効き回避で眠り症を防ぐ
  (5) 収穫後の灌水で秋根を伸ばす ・・・〔6〕
  (6) 適切な樹づくりで白紋羽病を防ぐ
  (7) 土壌診断による減肥でコスト削減
 3.今後の課題,新技術の導入 ・・・〔7〕

キャプション

第1表 JA伊万里における品種・作型別のナシ栽培面積
第1図 JA伊万里におけるナシ栽培面積,農家戸数の推移
第2図 JA伊万里におけるナシ販売数量,販売単価の推移
第3図 グロースガンによる土壌改良
第4図 剪定枝のチッパー処理
第2表 JA伊万里における幸水の施肥基準
第5図 改植によりハウス栽培に導入された根圏制御栽培
第6図 ジョイント栽培の導入(共同の改植作業)

トップへ戻る