『農業技術大系』野菜編 第12巻 養液栽培+3~養液栽培+21(ページ数:19)

共通技術・先端技術>養液栽培>養液栽培の基礎

養液栽培の現状と注目されるシステム・技術

開始ページ: 養液栽培+3

執筆者: 岩崎泰永

執筆者所属: 宮城県農業園芸総合所

備 考: 執筆年 2002年

記事ID: y27c001z

見出し

 1.養液栽培の発展と普及状況 ・・・〔1〕
  (1) 養液栽培の発展のあゆみ
  (2) 現在の普及状況と様式 ・・・〔2〕
 2.ロックウール耕の現状
  (1) ロックウール耕の利点と課題
  (2) 大規模生産システムでのロックウール耕 ・・・〔3〕
  (3) ロックウール培地の少量化
 3.新しい固形培地耕の開発 ・・・〔4〕
  (1) 主要な有機質培地の理化学的特徴
  (2) 有機質培地を用いた栽培システム ・・・〔5〕
  (3) 各有機質培地の特性 ・・・〔6〕
    ヤシがら繊維
    ピートモス,ピート
    杉バーク,クリプトモス
    籾がら ・・・〔7〕
  (4) 無機系培地
    粒状フェノール樹脂
    粒状ポリエステル培地
  (5) 土壌を培地とする方式
 4.今後の発展が期待される毛管水耕 ・・・〔8〕
 5.高品質野菜の生産 ・・・〔9〕
  (1) 水分ストレスによる高品質化
   (1)各種高糖度トマトの生産方法
   (2)高品質ネギの生産 ・・・〔12〕
  (2) 硝酸含量,シュウ酸含量の低減法 ・・・〔13〕
 6.新しい培養液管理手法について ・・・〔14〕
  (1) 低濃度量的管理法
  (2) 窒素量の日調節による養液栽培トマトの個体群葉面積制御 ・・・〔15〕
 7.立体栽培による高収量化栽培
 8.低コスト化技術
  (1) 超低コストシステムの開発
  (2) 肥効調節型肥料の利用による培養液管理の簡素化 ・・・〔16〕
  (3) 気化潜熱を利用したイチゴ高設ベンチの培地冷却法
 9.循環型社会における作物生産システムとして ・・・〔17〕
  (1) 作物残渣分解物を培養液として利用したミツバの養液栽培
  (2) 作物残渣の炭化処理
  (3) 牛糞尿電気分解液を用いたトマトの養液栽培

キャプション

第1図 湛液型水耕栽培,NFT,ロックウール栽培のベッド模式図
第1表 養液栽培設置面積の推移
   キーワード:調査年次\水耕\固形培地\噴霧耕\その他\果菜類\葉菜類
第2図 大規模ハウスでのロックウールベッドの例
第3図 培地資材の物理性(三相分布)
   キーワード:ヤシがら繊維\樹皮(クリプトモス)\籾がらくん炭\ピートモス\ロックウール
第2表 培地資材の化学性
   キーワード:pH\CEC\可給態P2O5\交換性Ca\交換性Mg\交換性K\ヤシがら繊維\樹皮(クリプトモス)\籾がらくん炭\ピートモス\ロックウール
第4図 培地資材による窒素のとり込み(25℃)
   キーワード:ヤシがら繊維\籾がらくん炭\樹皮(杉皮)\ピートモス
第3表 ヤシがら繊維に土壌を混合した場合の理化学性
   キーワード:CEC\三相分布\仮比重\真比重\ヤシがら+砂壌土\ヤシがら+黒ボク\ヤシがら+鹿沼土\ヤシがら単体\ロックウール
第5図 ヤシがら繊維と土壌の混合培地における土壌吸引圧と含水率の変化
   キーワード:ロックウール\ヤシがら繊維\ヤシ/砂壌土\ヤシ/黒ボク\ヤシ/鹿沼
第6図 排水性と通気性を考慮した栽培ベッドの例
第7図 ヤシがら繊維とロックウールを培地とした場合のイチゴ果実収量の比較
第8図 ピートベンチ(奈良農試)の栽培ベッド
第9図 籾がら混合および不織布設置による三相分布
   キーワード:不織布区\ピートモス単用区\籾がら混合割合
第10図 クリプトモスを培地とするイチゴ栽培ベッドの構造
第11図 少量土壌培地耕システムの栽培ベッド
第12図 土壌を培地とする循環型灌水施肥システムにおける循環培養液pHの推移
   キーワード:土壌区\ロックウール区
第13図 JT方式の栽培ベッド
第14図 高知方式湛液型ロックウールシステム
第15図 長野県南信農試が開発した底流循環型毛管水耕
第16図 野菜茶業研究所が開発した保水シート耕
第17図 保水シート耕における気相部比率がトマトの収量および1果重に及ぼす影響
第18図 静岡農試が開発した遮根培地ユニット式養液栽培装置
第19図 愛知総農試が開発した親水性不織布と防根シートを利用した高糖度トマト栽培システム
第20図 茨城農総センターが開発した底面給液を利用した高糖度トマト栽培装置
第4表 培養液ECと高濃度処理開始時期の違いがトマトの収量および果実品質に及ぼす影響
   キーワード:1果重\糖度\クエン酸含量\緑熟期\白熟期\無処理区
第21図 環境要因と葉温に基づいた給液制御がトマト果実糖度に及ぼす影響
第22図 茎径変化を利用した給液制御手法
第23図 硝酸態窒素とアンモニア態窒素の比率がホウレンソウの生育および葉中の硝酸,シュウ酸含量に及ぼす影響
第5表 培養液の窒素濃度,形態がホウレンソウの硝酸,シュウ酸含量に及ぼす影響
第24図 サラダナ水耕栽培における培養液中の硝酸態窒素,リン酸,カリウム,アンモニア態窒素の経時変化
第25図 イチゴ3段立体栽培ベンチの構造と月別商品果収量
第26図 設置が簡易で安価な軟弱野菜栽培用の毛管式平床養液栽培装置
第27図 養分供給方法,灌水回数の違いが排液ECに及ぼす影響
   キーワード:調査月日\期肥1回\期肥3回\培養液3回
第28図 培地冷却の方法と夏季日中の培地内温度分布
   キーワード:対照区\パイプ冷却区\気化冷却区

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