『農業技術大系』土壌施肥編 第2巻 作物栄養III+122の2~作物栄養III+122の9(ページ数:8)

作物の栄養と生育>III 養分吸収と元素の生理作用>元素の吸収と生理作用

ホウ素の存在形態と生理作用

開始ページ: 作物栄養III+122の2

執筆者: 間藤徹

執筆者所属: 京都大学

備 考: 執筆年 1999年

記事ID: d102003z

見出し

  (1) ホウ素の必須性の追究 ・・・〔1〕
  (2) 生体内でのホウ素の存在形態
   (1)ホウ素とホウ酸
   (2)ホウ酸の生体内での反応
  (3) ホウ素の生理作用 ・・・〔2〕
   (1)ホウ素の生理作用解明の試み
   (2)細胞壁に存在するホウ酸−多糖複合体
   (3)ホウ酸−多糖複合体の多糖部分の構造 ・・・〔3〕
   (4)植物種とホウ酸−RG−II複合体 ・・・〔4〕
   (5)RG−II領域でのホウ酸とカルシウムの役割
   (6)ホウ酸−RG−II複合体の細胞内での存在部位 ・・・〔5〕
  (4) 今後の研究課題
   (1)作物でのホウ素の栄養診断
   (2)作物によるホウ素の吸収と体内移動 ・・・〔6〕
  (5) 細胞壁とホウ素,カルシウム ・・・〔7〕
   (1)カルシウムの作用点としての細胞壁
   (2)細胞壁の構造とホウ素,カルシウムの働き
   (3)ホウ素,カルシウムの必須性の検証 ・・・〔8〕

キャプション

第1図 ホウ酸とジオール化合物の反応
第2図 植物体中の水不溶‐0.5N塩酸可溶性ホウ素とプロトペクチンの関係
第3図 フダンソウの培地ホウ素濃度を変化させて栽培したときの葉身のホウ素含有率の変化
   キーワード:水溶性B\不溶性B
第4図 ラムノガラクツロナンII(RG‐II)の模式図
   キーワード:ガラクツロン酸
第5図 直鎖ポリサッカライドとホウ酸ジジオール錯体の模式図
第6図 ホウ酸とカルシウムによって架橋されるラムノガラクツロナン(RG‐II)
   キーワード:ペクチン質多糖鎖
第7図 ホウ酸‐RG‐II複合体の細胞内での存在部位(光学顕微鏡)
   キーワード:ダイコン\横断面\縦断面\イネ
第8図 ホウ酸‐RG‐II複合体の細胞内での存在部位(電子顕微鏡)
   キーワード:ダイコン\成熟部位\分裂直後
第9図 伸長中のユリ花粉管細胞壁でのホウ酸‐RG‐II複合体
第10図 培地から必須元素を欠如したときのトマト幼根の伸長テスト
   キーワード:根長\Mn\Mg\Zn\Fe\ホウ素\カルシウム

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