『農業技術大系』作物編 第1巻 本+123~本+151(ページ数:29)

イネ(基本編・基礎編)>基本編>稲作技術史

IV 第一次~第二次大戦期の稲作技術

開始ページ: 本+123

執筆者: 五十嵐憲蔵

執筆者所属: 千葉大学

備 考: 執筆年 1975年

記事ID: s0100610

見出し

 1.稲作生産力と技術体系の発展 ・・・〔1〕
  (1) 稲作生産力の上昇と停滞-肥料,品種,栽培技術の進歩のアンバランス
  (2) 第一次大戦期の技術体系-畜力耕・手植え手刈り・足踏脱穀体系 ・・・〔2〕
  (3) 昭和恐慌期の技術体系-多肥と多収性品種の採用 ・・・〔5〕
  (4) 戦時体制下の技術体系-畜力耕・手植え手刈り・動力脱穀体系 ・・・〔6〕
 2.稲作部分技術の展開 ・・・〔7〕
  (1) 改良品種の普及と栽培法の改善
   (1)改良品種の普及
    a.多収,耐肥,耐病性品種の普及
    b.多収品種定着の背景 ・・・〔8〕
   (2)栽培法の工夫と改善
  (2) 金肥の増大と施肥法・防除法の改善 ・・・〔10〕
   (1)金肥の増加
   (2)施肥法の改善 ・・・〔12〕
   (3)未開発の病害虫防除技術
  (3) 近代的農機具の普及
   (1)機械化は揚水,籾摺り,脱穀から
   (2)機械化の進展と農家生活の変容 ・・・〔15〕
  (4) 耕地整理事業の拡充と発展
 3.稲作技術の地域差と階層差 ・・・〔17〕
  (1) 近畿型府県の優位と佐賀段階
   (1)近畿型稲作優位の理由
   (2)佐賀段階をもたらした条件 ・・・〔18〕
  (2) 稲作技術の地域差 ・・・〔19〕
  (3) 稲作技術の階層性 ・・・〔22〕
 4.稲作技術指導・普及の推移 ・・・〔24〕
  (1) 農事試験場の役割と成果
   (1)品種改良
   (2)栽培法の改善
   (3)農事改良指導
   (4)水稲「農林1号」の作出 ・・・〔25〕
  (2) 行政機関・農業団体の技術指導と普及-農家強制的な技術指導
  (3) 農会・農業会・篤農家の技術指導 ・・・〔26〕
   (1)池上式高畦栽培法 ・・・〔27〕
   (2)田中式肥料分施法その他

キャプション

第26図 水稲の作付面積と10a当たり収量の推移
第15表 水稲の反当収量と労働1日当たり生産量の推移
第27図 中耕除草用の農具
   キーワード:蟹爪\雁爪\豊年車\田打車\八反取り
第28図 戦前の稲作技術発達の概要
   キーワード:農耕具\土地改良\肥料\品種(水稲)\作物\病害虫\推進力\試験場\社会・経済
第29図 大正期の稲作労働
第30図 石油発動機
第16表 農用動力機および機械台数の増加
   キーワード:電動機・石油発動機\揚水機\脱穀機\籾摺機
第31図 踏車
第32図 山形県の一農家での10a当たり収量の推移と施肥量の変化
   キーワード:N\K2O\P2O5
第33図 動力脱穀機
第34図 主要水稲品種の栽培面積割合の推移
   キーワード:ミヤコ\オバ\関取\タケナリ\雄町\イシヂロウ\シロタマ\愛国\神力\改良愛国\銀坊主\亀治\トヨクニ\坊主\亀ノ尾\農林1号\陸羽132号\旭\農林8号\農林17号\農林18号\千本旭\ギンマサリ\藤坂5号\クサブエ\ヤマビコ\ホウヨク\フジミノリ\コシヒカリ\越路ワンオーナー\アケボノ\ホウネンワセ\トワダ\ササシグレ\金南風\農林22号\農林29号
第35図 昭和15年の主要品種分布
   キーワード:坊主\陸羽132号\農林1号\旭\愛国\銀坊主
第36図 北海道での稲作法の推移
   キーワード:冷床苗栽培\水苗栽培\直播栽培
第37図 山形県での稲作技術の普及進度
第38図 年次別主要販売肥料の生産量と輸入量
   キーワード:大豆粕\硫安\過燐酸石灰\硫安\魚肥
第17表 地域別肥料の種類と施肥法(昭和7~8年)
   キーワード:堆肥\大豆粕\魚肥\硫酸アンモニア\過燐酸石灰\硫酸加里\稲わら\わら灰\青刈りダイズ\鰛〆粕
第18表 稲作の肥料三要素の反当施用量
第19表 戦前の脱穀籾摺作業機の能率
   キーワード:千歯扱\足踏脱穀機\動力脱穀機\土製摺臼\人力籾摺機\動力籾摺機
第39図 自動耕うん機
第40図 山形県での労働手段その他の普及進度
   キーワード:掛干\耕地整理\田打車\役牛\馬\動力脱穀機\病害虫防除\動力耕うん機\動力籾摺機\石油発動機
第20表 稲作作業別反当所要労働の変遷
   キーワード:苗代・耕起\田植え・肥培管理\刈取り~調製\選種\施肥\整地\畦塗り\苗取り\除草中耕\畦畔草刈り\ヒエ抜き\害虫駆除\潅排水\追肥\架掛け\運搬\扱落とし\籾乾燥\籾摺り\篩分け\俵編み\俵装
第41図 東北地方での10月22~28日の生活・農業労働時間
第21表 耕地整理事業の発達(累積)
第42図 昭和5~14年の府県別米作面積と反当収量
第43図 水稲(9.92a)反当たり収量の地域別推移
第22表 昭和8年における稲作の府県別技術構造
第23表 山形と岡山の稲作反当所要労力の比較(昭和11年)
第24表 岡山と山形の1農村での労働人員と耕作面積との関係(岡山 昭11,山形 昭12調査)
第26表 農事試験場での試験項目の一例
第25表 経営面積の大小と労働用具所有の有無(昭和11年調査,興除村)

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