『現代農業』1986年10月号 63ページ~82ページ(ページ数:20)

タイトル

この資材と作業で微生物を生かす土つくり

この資材と作業で微生物を生かす土つくり

土壌病害が減る、肥料が減らせる 「損する土つくり」から抜け出す

執筆者・取材対象: 編集部土屋芳夫水口文夫黒岩理人松口若梅健司丸林須賀一夫田島伊藤

地域: 静岡県下田市愛知県豊橋市群馬県嬬恋村農水省農研センタ-農水省農研センタ-千葉県福岡県埼玉県千葉県市川市愛知県豊橋市

見出し

●土がよくなるはずの深耕で…◎深耕で土壌病害がふえた◎深耕で水もち、肥もちが悪くなる●注目される炭と粘土◎土壌病害が減り、肥もち肥効きがよくなる●炭と粘土には大きな共通項がある◎炭と粘土には共通の効果が多い◎炭、粘土の驚くべき表面積◎肥料、水、空気、有機物、微生物を吸着●なぜ炭や粘土で肥効きがよくなる?◎表面積の広さが養分を解放したり吸着したりする◎溶液が適濃度だから細根、根毛がよく発生◎共生微生物が養分吸収を助ける●なぜ炭や粘土で病気が減る?◎炭、粘土・根のまわりに施さなければ効果がない・炭や粘土が根と微生物の出会いをつくる◎根と微生物の共同作業が土を団粒化する●機械深耕より「菌耕」「根耕」の時代◎土を団粒化させる根と微生物共同のはたらき◎団粒が発達した土には多様な微生物◎有機物なしの深耕は土が単粒化し、病気が出やすくなる●ムリの多い「有機物多投」の土つくり●完熟、多投でなくともできる土つくり◎少量堆肥、未分解有機物を生かす2つの新研究●少ない堆肥を生かす根まわり施用●完熟堆肥はタネ菌、未分解有機物はエサ◎完熟+未分解有機物併用で土壌病害が減った●見落としてきた有機物のはたらき◎有機物のはたらき、エネルギーをムダにしていないか◎ワラ、モミガラの地温や湿度を調節するはたらき◎踏み込み温床から床上、堆肥まで、ワラの連続活用法◎未熟でも害にならない施し方がある●畑にある有機物を見落としている◎あなどれない残渣、残根、雑草の量◎つき合いしだいで毒にも薬にもなる残渣、残根◎雑草もまた土つくり●有機物の生かし方は多面的◎せん定枝を燻炭にして土の微生物が生き生き◎堆肥とは一味も二味もちがう青草液肥の効果

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