斑点ができるもの | 斑点が小さい | 暗褐色~灰白色の小斑点や円斑点。ゆ合した不整形斑も形成 | そうか病 | |
暗褐色の小斑点のみ | 銅剤による薬害 | |||
褐色の小斑点。大型の不整形斑となり早期落葉。葉裏に淡黄色の細粒点を形成 | さび病 | |||
斑点がやや大きい | 褐色で約5mm大の暗褐色斑点。表面に黒い粒がある。秋冬期に発生し,早期落葉する | 葉枯病 | ||
斑点が大きい | 茶褐色で円形または不整形斑点。灰色の胞子塊を形成。枝梢伸長期から早期落葉する | 灰色かび病 | ||
褐色~黒色の不整形斑が拡大し,落葉 | 疫病 | |||
斑点のないもの | 斑入りになる | 奇形を伴う葉脈周縁の甚だしい退色 | モザイク病 | |
淡い退緑斑紋のみ。上位葉に連続して生じる | イチジクモンサビダニによるモザイク病(上記と関連あり) | |||
黄変して,しおれる | 発病初期から全身に症状を示す(枝,幹,根の項参照) | 白紋羽病 | ||
白紋羽病 | ||||
枝幹または主枝単位に症状を示す場合もある(枝,幹,根の項参照) | 胴枯病 | |||
株枯病 | ||||
疫病 |
腐る | 果面に粘物質を形成。円斑の上に鮮肉色の粘物質がある | 炭疽病 | |
果面にカビを生じる。初め白いカビを形成し,後に黒変する | 黒かび病 | ||
果面にカビを生じる。白色粉状のカビに覆われる | 疫病 | ||
果面にカビを生じる。軟化後,灰色のカビに覆われる | 灰色かび病 | ||
果面に何も生じない(果肉のみ軟化腐敗する)。発酵臭があり,果汁が漏出する | 酵母腐敗病 | ||
酵母腐敗病 | |||
腐らない | 暗褐色~灰白色の斑点ができる(不整形斑を伴うことあり) | そうか病 | |
不整形で大型のコルク層が形成される | 樹液やすり傷による障害果など |
斑点を生ずる | 暗褐色の小斑点を生じるが,枝の硬化とともに不明瞭になる | そうか病 | |
枝が枯れる | 枝が枯れ,表面に黒い粒を生じる | 胴枯病 | |
地際部が枯れる。表面に黒色毛髪状の子のう殻を生じる | 株枯病 | ||
地際部が枯れる。多湿時には軟化腐敗を示すが,乾燥時には極端な肌荒れ状態になる | 疫病 |
根が腐る | 表面に白いカビがある | 白紋羽病 | |
白紋羽病 | |||
軟化腐敗する。表面に黒色毛髪状の子のう殻がある | 株枯病 | ||
軟化腐敗する。黒色毛髪状のものがない。細根の消失のみ | 疫病 |
新芽をかじる | 新芽がかじられ,展葉せず,変形となる | クワハムシ | |
ワモンヒョウタンゾウムシ | |||
新芽に寄生する | 展葉するとモザイク状に色がぬけ,奇形となる | イチジクモンサビダニ | |
葉裏に寄生する | 葉表面がかすり状になり,黄化して褐変する | カンザワハダニ | |
葉の主脈や,葉柄の基部に寄生し,スス病を発生させる | カイガラムシ類 | ||
葉をかじる | 太い葉脈を残し,葉のほとんどを食いつくす | イチジクヒトリモドキ | |
樹皮に寄生してスス病を発生させる | 上部が褐色で偏平,その下は白い綿状で大豆粒の大きさ | カイガラムシ類 | |
白い粉で覆われ,新梢のくぼみや葉柄の基部に寄生する | カイガラムシ類 | ||
幹や主枝の内部を加害する | 樹幹や主枝にかみ傷をつける(成虫)。樹皮の割れ目に黄褐色の木くずや粉状の糞が出る | キボシカミキリ | |
新梢基部にかみ傷をつける(成虫)。ところどころから黄褐色の糞が出る | クワカミキリ |
果実の内部に食入する | 内部が黄色(幼果)~茶褐色(熟果)に変色している | アザミウマ類 | |
果皮に寄生して変色する | 果実の表面にスス病が発生している | カイガラムシ類 | |
果実の表面に紫褐色の斑点ができる | カイガラムシ類 | ||
果実の表面がさめ肌状で,つやがなく,果実が太らない | カンザワハダニ |
細根にこぶが着生または根の腐敗 | 細根に小さなこぶがついている | サツマイモネコブセンチュウ | |
細根の生育が悪く,ところどころが腐っている | サツマイモネグサレセンチュウ |