…地域の食生活…
北海道の食べもの暦
北海道の食素材
アイヌの食素材
アイヌの食べもの暦

都道府県別食べもの暦
 
豆・雑穀・山菜 いなきび小麦 そばたかきみ・とうきび大豆その他の豆類山菜によ
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冷涼な気候の北海道では、米の飯(めし)を日常的に食べたいという願いはきわめて強かったが、実際には思うように米は実らず、農民の生活はきびしかった。
馬鈴薯(ばれいしょ:じゃがいものこと)や、とうもろこしで代用したり、麦・あわ・ひえを混ぜたかて飯にせざるをえない場合が多かった。できるだけ食べのばせるように工夫することが、苦心のしどころであったようだ。

おすし(のり巻き、いなりずし、漬物(たくあん、きゅうり)、みかん

(左)べこもち、(右)ささもち

べこもち

こうれんをつくる

風呂敷もち

彼岸だんご

雑煮もち

焼きつけ

寒もち

かきもち、あられ

笹だんご

おこし

いなきび

開拓のはじめごろは、米に混ぜて食べる「うるちきび」、もち用の「もちきび」の二種を使いわけていたが、やがてもちきびを改良した黒きびがつくられるようになった。
黒きびを搗(つ)くと、白い色をしてねばりが強く、舌ざわりがもち米からつくるもちと同じようなものができる。正月のとき以外は、いなきびで十分間に合っていたそうだ。

いなきび飯

赤飯

いなきびのあんもち
 

小麦

大部分は販売用に回すが、自家用としては水あめづくりのためのもやしに使ったり、製粉所で粉にしてもらい、いろいろな料理に使う。

おだまき

きんつば
   

そば

開拓当時、原始林を切り開いたり、新しく開墾したところにまずまいたのが、そばである。二カ月で実り、毎年、連作してもさしつかえないという、ありがたい作物である。ごはんの補(おぎな)いとしてそばがきにしたり、年越しそばなどにする。どこの家でも一俵(いっぴょう)くらいはそばを自家用としてとっている。

手打ちそば

そばまんじゅう

そばがき

そばだんご

たかきみ・とうきび

北海道のとうきびは、明治になって開拓使の時代にアメリカから輸入したものが多いという。実りの秋は、もぎたてのとうきびをゆでてかぶりつくことから、といってもよい。 冬のかてにするため、たくさんのとうきびをつくっている。 収穫したとうきびは、束ねて納屋の天井につるして乾燥させておいた。

とうきびがゆ3種(かぼちゃ、うずら豆入り)

かぼちゃ入りとうきびがゆ
   

大豆

つくりやすく手間もかからないので、どこの農家でも、おもに大豆を作付けするようになった。おいしくて滋養(じよう)効果が高いうえに、味噌や豆腐などの材料としても欠かせない。農繁(のうはん)期には、馬に食べさせれば毛づやもよくなり、ふだんの倍以上の力を出してくれる。とても頼りになる食糧である。

五目豆

大豆と豚肉の煮つけ

黒大豆の飲みもの(右)

(下右)切り漬(大根、大豆、なんばん、しその葉)

その他の豆類

煮豆としておかずになるのが大部分だが、見た目や味わいの変化をつけてくれる大切な食べものである。きび飯(めし)に入れて米の食べのばし役になったり、とうきびがゆに入れて甘みの補いにしたりと、使いみちが多い。中でも小豆(あずき)は、大師講やお釈迦(しゃか)さまの生まれた日、また人が死んだときにかゆにして食べた。

煮豆(金時ささぎ、大福ささぎ、黒豆 )

小豆がゆ(大子講がゆ)

小豆がゆ(太子講がゆ)

ささぎ三平(春三平)

山菜

寒く長い冬を越えて春一番に芽を出すのは、山野に自生する山菜類である。越冬(えっとう)野菜も底をつくころの山菜の新芽は、飛び上がって喜びたいほどの思いになる。 たくさんとれるので、塩漬にしたり乾燥させて、野菜の少なくなる冬用にする。

山菜の塩ぬか漬

きのこの塩蔵
   

によ

山間や山の中腹に生えており、ふきに似ているが、細い髪の毛のような固い芯(しん)が何本もある。食べるときには皮と芯を除いて、あく出ししてから、一寸くらいの長さに切って使う。によの煮つけは、正月料理として、にしんの煮つけと一緒に盛り合わせることが多い。 白あえにもする。

によの煮つけ

によの白あえ
   

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