日本農書全集
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第16巻
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百姓伝記 巻一〜巻七
ひゃくしょうでんき
巻一 四季集
第一巻 自然の移り変わりを月別にみる
一月から十二月までの自然の移り変わり
巻二 五常之巻
第二巻 人間が常に守るべき五つの道
五常とは何か
天子が初春に行う御供田の行事
五常を守ることによる恵み
大黒天神像のいわれといましめ
三社への供物と百姓へのいましめ
人間の受ける四つの恩とその由来
人間一生間違いなく暮らす方法
九度思案して一言せよ
三度思案して行動せよ
年貢、諸役を完納した後に地頭を恨め
統治者はあらゆる私利私欲を捨てること
巻三 田畠地性論
第三巻 田畑の土の観察
日本の位置と五行説からみた土
方位の陰陽と作物の実り方
田と畑では陰陽が異なること
田畑の位置による土の良否
上質地の土性
悪質土の性質と改良法
土の色からみた土質のよしあしと改良法
五色の重粘壌土の欠陥と耕作上の注意
五色の小砂混じり地の欠陥と改良法
五色の小石混じり地の得失
耕地としての本性を失った種々の土
巻四 屋敷構善悪・樹木集
第四巻 屋敷がまえの善悪と樹木の選び方
百姓の家屋は質素に造ること
屋敷がまえの善悪を心得ること
馬屋の造り方
便所の造り方と位置
ごみ溜めの作り方と位置
屋敷まわりの薮の作り方
植え込みは西北をふさぎ、東南をあける
井戸の位置とごみ溜めとの距離
湯殿の効用
釜屋の造り方
種籾を浸す池の位置と水質
水と木の確保が困難な屋敷
洪水のおそれのある屋敷で心得るべき点
山屋敷の心得と高屋敷の不利な点
農具の手入れとしまい方
山屋敷のかまえ方
竹の仕立て方
腐葉土の作り方
木のない山に草木を繁茂させる方法
茶の仕立て方
松種子の播き方と松の効用
榎について
漆の仕立て方とその効用
桑の仕立て方
柿の仕立て方と実の加工法
楮の仕立て方
椿の仕立て方
くるみの仕立て方とその効用
榧の仕立て方
栗の適地
みかんの接ぎ木と手入れ
柑子の接ぎ木と施肥
梨の仕立て方
油桐について
梅の仕立て方
桃の種類と仕立て方
すももの仕立て方土質の選定
りんごの産地
くこの仕立て方
ぼけの仕立て方
くさぎの仕立て方
あおぎりの仕立て方と伝承
柳の種類とその効用
いちじくの仕立て方
杉の選種と育苗法
檜の産地の特性
せんだんの実生について
けやき、つきの仕立て方
やまももの種子の選び方
ほおについて
さんしょうについて
こしょうの木について
もちのきの仕立て方ともちの製法
ぬるでの効用
まゆみについて
しいについて
とちのきの種類と効用
もみについて
樫の種類と効用
楠の生育のしかたと効用
榊について
かえでについて
桜の種類と効用
いすのきの特性
つげについて
南天の効用
このてがしわについて
さつきの仕立て方と効用
つつじの仕立て方
さざんかの仕立て方
えんじゅの特性と効用
かりんの特性と効用
がんぴの効用
あじさいについて
庭桜の仕立て方
巻五 農具・小荷駄揃
第五巻 農具と馬具
農具製作注文の心得
鍬は土質と作業を考慮して打たせる
踏鍬の農具としての得失
犁を鋳造させる方法と効用
唐鍬は土質と作業を考慮して打たせる
鶴嘴の効用と打たせ方
作業別の鎌の種類および砥石
みのの種類と利用のしかた
笠の製法
代かきの段階に応じた馬鍬の構造
代かきに必要な馬具の使用上の注意
馬の鼻竿の作り方とその長さ
鍬笠のつけ方と大きさ
かんじきの使い方と大きさ
こまざらいの大きさと効用
撞木の大きさと作業
横槌の大きさと効用
簣の製法と効用
いちこの効用
すがり袋の効用
たれはたごの大きさと効用
肥籠の使用法
肥桶の利用のしかた
肥荷桶の材料と修理のしかた
使用しやすいひしゃく
草取り熊手の作り方
もっこの作り方と効用
天秤棒の材料
掛けいちこの効用
小籠の効用
熊手の作り方と効用
鉄製の熊手の効用
稲舟の構造と効用
投げつるべの作り方
水汲み桶の作り方
水汲み器具の作り方
水汲みひしゃくの作り方
水車の効用
竜骨車の構造
竜尾車の構造
すんぼ回しの構造
つるべの種類
荷鞍選択の注意点
腹帯と胸がいの材料
尻がいの材料
くつわの材料
たづなの材料
おもづらの作り方
駄おおい、腹かけの効用
荷縄の材料
すず板の効用
くつごの材料と効用
荒馬と制御するための股縄の使用法
かいば桶の作り方
舟形かいば桶の作り方
むちの効用
巻六 不浄集
第六巻 肥料
下肥の重要性
肥効上からみた便所の造り方
便所は日当りよく母屋の近くに造る
行水をする場所の造り方
屋敷の隅々に小便つぼを設ける
ごみ溜めの設置方位と利用のしかた
下水溜めの利用のしかた
井戸は屋外の日なたに掘る
流し水の利用のしかた
外の糞尿つぼの位置と使用法
馬屋の構造と飼料の与え方
百姓家の土間と床材料について
屋根はかやぶきにする
作物の殻の肥効と施し方
ごみの肥効と施し方
ごみ、芥の施し方
下肥の肥効と施し方
海草の肥効と施し方
魚介類の施し方
干鰯の見分け方と施し方
亀類の肥効と施し方
貝類の肥効と施し方
若葉の肥効と施し方
ごぎょう、よもぎ、どくだみは苗代に施す
雑草の利用のしかた
かずらの類は蒸焼きにして用いる
馬草は朝露のあるうちに刈る
むしった草の処理のしかた
砂混じり、石混じりの地には芝がよい
笹は灰にしてから施す
畑の雑草の処理
日にさらしても枯れない草は捨てる
穴を掘って草などを腐らせる
取った草の処理
抜けにくいもの、根の強いものは焼却する
川下のごみ、芥を川上の田畑に移す
木の下の鳥糞を採取する
厩肥の効果的な作り方と施し方
煤のしみ込んだ壁土
早稲のわら灰は病虫の害を防ぐ
生の松葉を茶に施す
牛馬を放し飼いにしない
秋播き麦の肥料について
海水を麦に施す
病害に効く薬について
古い酒粕の肥効と施し方
稲の余り苗は柑橘類に施す
緑肥類は腐らせて田に施す
作物のこぼれごみの施し方
巻七 防水集
第七巻 治水
治水は百姓の義務
河川の堤防工事
みお止め堤の築き方
尾張・熱田新田開発の経過
常陸・布川の新田経営
三河・矢作川瀬替え工事の経過
木津川瀬替え工事の経過
横須賀・福田港の工事のむずかしさ
溜池、堀と堤防工事の心得るべき点
治水の心得について
治水のための石枠の伏せ方
治水のための猿尾の出し方
治水のための蛇籠の伏せ方
治水のための袖枠の出し方
治水のための牛枠の出し方
治水のための柳、竹の植え方
堤にはる芝の種類と植え方
出水の兆候と引き具合について
洪水を防ぐふだんの心がまえ
防潮堤のよしあしについて
各地の津波に関する伝承
山間の川の洪水を防ぐ方法
岩川、砂川、沼川を掘る方法
水路の維持の心得
溜池の築造法とその維持
補助池を造っておくこと