口絵

耕稼春秋(加賀)<こうかしゅんじゅう>

北陸地方の体系立った農書。加賀藩の十村(大庄屋)により宝永4(1707)年に著わされたもの。構成・内容は『農業全書』に似るが,地域・風土を重視し,近世中期の金沢近郊の農業の姿がリアルに記されている。