蝗除試仕法書(筑前)・年中心得書(筑前)・農業横座案内(筑前)・農人錦の嚢(筑後)・農要録(肥前唐津)

口絵

蝗除試仕法書(筑前)<こうじょためししほうしょ>

筑前国夜須郡曾根田村の庄屋藤右衛門が,ウンカなど稲虫の防除について自ら試みた方法を,庄屋仲間に意見を求めてまとめた農書。

年中心得書(筑前)<ねんじゅうこころえがき>

筑前国粕屋郡の一農民が子孫のためにつづった家訓と農事暦。要点をたんたんと記すなかに子孫への情を込める。

農業横座案内(筑前)<のうぎょうよこざあんない>

1〜12月までの月別作業の要領を記すほか,名主の心得,病人が出たばあいの措置,奉公人の扱い方まで示した家訓的農書。

農人錦の嚢(筑後)<のうにんにしきのふくろ>

はぜの木は農民にとって錦の袋であるとの考えから,はぜの栽培法を30項目にわたって詳述する。優良はぜ種「松山」の原産地からの農書。

農要録(肥前唐津)<のうようろく>

唐津の農書。「老農ノ言ヲ子孫ニ与フルモノ」というように,老農から伝え聞いた農業のやり方を12か月に分けて記録したもの。