国学に素養のある尾張国の本草学者の手になる書。『農業全書』『農業余話』『農業自得』,その他大蔵永常の著作を読みこみ,尾張農業の実態に合わせて農事の指針を説く。
安政の大地震,大津波を体験した著者が,天変地異,暴風波に備えて,防潮の対策・方法を説く異色の農書。
万延元(1860)年の伊勢湾干拓地での洪水記録。風雨による被害のようす,排水作業,その後の稲の生育状況と手当てを記す。暴風雨で被害を受けたため追苗代をつくり,その肥料代,賃金を克明に計算している。
国学に素養のある尾張国の本草学者の手になる書。『農業全書』『農業余話』『農業自得』,その他大蔵永常の著作を読みこみ,尾張農業の実態に合わせて農事の指針を説く。
渥美の国学者による農事の具体的な要領集。栽培時期と施肥法を中心に述べていくところに特色がある。
『農業全書』を基礎に甲斐国の立地・風土に根ざした田畑耕作の実際を記す。とくに肥料と土性,作物との関連を述べた部分は圧巻。米麦,芋類から綿,大根,ごま,たばこまで。