口絵

百姓伝記 巻八〜巻十五<ひゃくしょうでんき>

『百姓伝記』の後半部分を収録。苗つくり,稲作,麦作,野菜作の実際からそれらの食べ方までを具体的に述べ,さらに農具類の備え,使用法を説く。本書は小農技術の体系化を目指しており,今日に至るわが国の農業技術の基礎をなすものである。また,中国の陰陽五行説を農業(とくに土壌)に適用した最初の書として注目される。