農村力発見事典 『季刊地域』の用語集 59ワード

農村力発見4 自給力 何でもつくる、みんなでつくる

ストローベイル建築(ワラの家)

自給力

季刊地域30号(2017年夏号)104ページ


 ストローベイルとは、牧草等を圧縮する機械(ベイラー)でワラをブロック状にしたもの。このブロックを積み重ねて壁をつくり、表面に土や漆喰を塗って仕上げた家をストローベイルハウスという。19世紀にアメリカの大草原地帯で干し草を積んで家を建てたのが発祥。日本では今、田んぼの副産物であるイナワラを使った自然建築として各地に広がっている。

 最大の利点はなんといっても断熱性。ストローベイルを積んだ壁の厚さは50cmにもなり、夏は外気熱を遮断するのでエアコンなしでも快適だし、冬は室内の熱を外に逃がさないので暖かい。材料は田んぼ2ha分のワラがあれば30坪の家が建つ計算なので、地元で十分調達できる。つくるにも大型機械や特別な道具はいらないのでセルフビルドが可能。日本でストローベイルハウスのワークショップに携わっているカイル・ホルツヒューターさんは、ベイルの替わりに、放棄されがちな古畳そのものを断熱材として壁に入れることも提案している。

→「連載 カイルの藁の家」18号(2014年夏号)〜20号(2015年冬号)

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