農村力発見事典 『季刊地域』の用語集 59ワード

農村力発見2 地エネを生み出す力もある

廃油

地エネ

季刊地域30号(2017年夏号)87ページ


 地域で使用済みの廃油を集められれば、立派な「地エネ燃料」にできる。廃エンジンオイルでストーブを焚いてハウス暖房にしたり、天ぷら廃油でトラクタやディーゼル車を走らせて、燃料代を上手に浮かせている人たちがいる。

 BDF(Bio Diesel Fuel)は、主に天ぷら廃油にメチルアルコール(メタノール)と水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を加えることで、油脂からグリセリンを取り除いてサラサラにした軽油代替燃料。SVO(Straight Vegetable Oil)は、薬品を使わず天ぷら廃油をコーヒーフィルターやちり紙で漉しただけで燃料にする。冬は粘性が高すぎてエンジンを始動できない欠点があるが、エンジンの排熱で温めてサラサラにしたり、始動時だけ軽油にして途中から廃油に切り替えるツータンク方式で、上手に使う人も増えてきた。

 BDFやSVOを燃料にした車は有害な排ガスも少なく、とってもエコ。走ると天ぷらのいい香りがする。公道を走る場合は陸運局への届け出(登録料60円)が必要で、車検証には「廃食用油燃料併用」と明記される。

→「特集 地あぶら・廃油・ガソリンスタンド」13号(2013年春号)、「燃料代ゼロ、愛しの天ぷらカー実現」27号(2016年秋号)

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