農村力発見事典 『季刊地域』の用語集 59ワード

農村力発見2 地エネを生み出す力もある

電気自動車(EV)

地エネ

季刊地域30号(2017年夏号)86ページ


 EVとはElectric Vehicle(エレクトリック ビークル)の略。ガソリン車はエンジンでガソリンを燃焼させて走るが、電気自動車はバッテリーに充電した電気でモーターを駆動させる。動力の部品数がガソリン車の10分の1で、構造がシンプルなぶん、つくるのが簡単。車といえばこれまで大手自動車会社の独壇場だった世界に、最近は地方の小さい会社が新規参入する現象が見られている。地元需要に合わせて開発した「ご当地EV」も続々登場中だ。

 地エネとの相性もバツグン。鹿児島県霧島市の竹子《たかぜ》地区では、小川の小水力発電を電源にして小型EVを走らせ、直売所の無料配達サービスと独居老人の見守りに力を入れている。燃料代がかからないので、頼まれればどこにでも無料配達、野菜の集荷もする。

 地方でガソリンスタンドの激減が問題となっているなか、「10年後には、ここらではEVが圧倒的主流になっているかもな」という人もいる。モビリティは田舎こそ最先端。「むらの車は全部、地エネで走る電気自動車」という光景を想像すると、とても楽しい。

→「小水力発電×電気自動車がおもしろい!」26号(2016年夏号)、「特集 むらの足最新事情」27号(2016年秋号)

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