農村力発見事典 『季刊地域』の用語集 59ワード

農村力発見1 地域資源にあふれている

地域資源

山の恵みは無限大

季刊地域30号(2017年夏号)75ページ


 切った木を適当な大きさに切り割って、乾燥させたもの。乾燥(含水率20%以下に)した薪ほどよく燃え、ススも出にくい。コナラやカシなど広葉樹の薪は木の密度が高く硬い分、ゆっくり燃えて火持ちがいい。いっぽうスギやヒノキ、マツなどの針葉樹の薪は、火持ちは劣るが、油分が多くてすぐに火がつくので焚きつけや急いで暖まりたいときに便利。

 近年は薪ブーム。冬の薪ストーブ、夏のバーベキューともに年々人気上昇中で、燃料用の薪も需要が急増している。山を持たない薪ストーブユーザーたちは燃料確保に必死。薪の直売所や宅配、ネット産直まで賑わっていて、農家林家が「山を見て見ぬふりをやめる」動きを後押ししている。薪ボイラーを導入する「むらの温泉」が各地に誕生していること、木の駅があちこちに出現していることも、薪で元気になる人を増やしている。

 建材用(A材・B材)に売るのと違い、薪用なら木の状態を選ばない。細い木、曲がった木、雪折れした木(C材)などでも、割って乾かせば薪になる。以前は「切り捨て間伐」(間伐しても、その場に材を放置)が当たり前だった山でも、薪でそこそこC材が売れるとなれば、搬出経費を賄える。

→「特集 薪で元気になる!」12号(2013年冬号)

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