マツ類の病気

●新芽の被害


多芽病

●新梢の被害


ディプロディア病

●葉の被害

被害葉の先端部1 /2 ~1/3 が枯れるが,基部は緑色が残っている 赤斑葉枯病

葉ふるい病

葉枯病

葉さび病

●枝の被害


五葉マツ枝枯病

皮目枝枯病

●幹,枝の被害

旧年葉が赤く変色。急激に新葉も赤変して樹体が完全に枯死する マツ材線虫病
枝枯れ(ブランチ・ダイバック)。辺材が変色 漏脂胴枯病

こぶ病

●地際部,根の被害


苗立枯病

●根の被害


つちくらげ病

マツ類の害虫

●新梢の加害

新梢に泡状の分泌物。その中に幼虫がいる マツアワフキ
新梢基部を食害。被害部は赤変・枯死 マツノシンマダラメイガ
新梢基部に加害。被害部は黄変,やがて褐変して枯死 マツヅアカシンムシ
無翅胎生雌虫は長さ3cm,卵形で濃褐色,腹部に黒色の小斑紋 マツノオオアブラムシ
新梢先端部に加害。被害部は黄変,やがて褐変して枯死 マツツマアカシンムシ
新梢や2年枝の針葉基部に加害。被害部は白くなる マツコナカイガラムシ

●葉の加害

老熟幼虫は体長約65mm,体色は緑色で背面と側面に白色と褐色の縦線 クロスズメ
老熟幼虫は体色が黄緑色,側面に白線,腹部1~4節背面に毛束 スギドクガ
枝葉を糞でつづり合わせて団子状の巣をつくる モモノゴマダラノメイガ(針葉樹型)
孵化幼虫が針葉の片側だけを食べ,塊状の針葉褐変を生じる マツカレハ
新葉に寄生して吸汁,寄生部が黄変 マツカキカイガラムシ
孵化幼虫の寄生により被害葉が短葉化 マツバノタマバエ
吸汁加害により葉が緑色を失い黄白色化する トドマツノハダニ
幼虫が群生し食害。前年枝が歯抜けになる マツノキハバチ
無翅胎生雌虫は長さ1.9cm,緑色で白色粉状のロウ物質を装う マツノホソアブラムシ
無翅胎生雌虫は長さ2.7cm,卵形で褐色~暗褐色 ヒメコマツオオアブラムシ
食害により枝先部分の葉がなくなり,棒状になる マツノクロホシハバチ

●幹,枝の加害

おもにクロマツを食害。絹糸状白色ロウ物質で枝や幹が白くなる エダマツカサアブラムシ
マツノマダラカミキリ後食痕からマツノザイセンチュウが侵入,増殖 マツクイムシ(マツ材線虫病)
5月頃,幼虫の分泌する絹糸状白色ロウ物質で枝や幹が白くなる マツカサアブラムシ

●根の加害


線虫類