しらべ学習館 > 
…みる・観察する…
しぜんとあそぼう
かってみよう そだててみよう!
実験しよう
観察しよう
 

冬の森に出かけよう

冬の森に出かけて、樹木(じゅもく)の全体の形や木の芽(め)のようすを観察(かんさつ)してみましょう。

観察
<木のようす>
・冬でも葉の落ちない木をさがそう 森をとおくからみて、冬でも葉がみどり色で、葉が落ちていない木をさがします。これは、常(つね)に葉が緑(みどり)なので、常緑樹(じょうりょくじゅ)とよばれます。

・葉の落ちた木に名前をつけよう 葉の落ちた木を見つけ、枝(えだ)ののび方やひろがり方を観察して、その形から名前をつけます。あなたの考えた名前はどんな名前でしょうか。

・むかし切ったあとをさがそう 森の中で、根っこから分かれている木をさがしてみましょう。これは、コナラ、クヌギなどの木をまきや炭(すみ)にするために切り出し、そこからあたらしい芽が出てきたものです。

<木の芽(め)のようす>
・ 葉の落ちた木を見つけ、葉の落ちたつけ根のところをよく観察(かんさつ)してみましょう。つけ根のところは、「葉痕(ようこん)」といい、おもしろい形をしているものが見つかります。
・冬を越(こ)す木の芽を観察しましょう。どんな形のものが見つかるでしょうか。形だけでなく、こまかい毛がついているようすやねばつくものなど、手でさわってよく観察しましょう。

ミニミニちしき
<樹木は3種類 >
樹木には常緑広葉樹(じょうりょくこうようじゅ)、落葉広葉樹(らくようこうようじゅ)、針葉樹(しんようじゅ)の3種類があります。

<針葉樹(しんようじゅ)>
全体の形が三角形なら、スギやヒノキなどの針葉樹です。針葉樹は針(はり)のようなとがった葉をつけています。冬になっても葉は落ちないで、みどり色のままです。

<広葉樹(こうようじゅ)>
木の形がこんもりしていて、半分にした円(えん)の形をしていれば、広葉樹(こうようじゅ)です。広葉樹には、シイやカシのように冬にも葉を落とさないタイプ(常緑広葉樹)とサクラやケヤキのように冬に葉を落とすタイプ(落葉広葉樹)があります。 シイやカシは、照葉樹(しょうようじゅ)、また、落葉樹は夏緑樹(かりょくじゅ)ともよばれます。


もっとくわしく
冬の森―樹形(じゅけい)と冬芽の観察
ほかにもこんなあそびが
森はどうなっている?
ドングリのなる木をさがそう
針葉樹の葉の形もいろいろ
Back←  →Next