北勢地域の伝統食材である白みとり豆を使った煮物です。この豆はササゲ属の1年草で、ほぞが黒か褐色、皮は淡い灰色がかったクリーム色です。日本への来歴は不明ですが、世界各地で流通しており、ブラック・アイド・ピー、カウピーなどと呼ばれています。暖地では小豆の実りが悪いためその代わりに、また、つくりやすい……
里芋の粘りがご飯にからまって一体化し、ひと味違うむっちりした食感のご飯です。葛城市大畑地区は当時、米が十分あり、増量のための「かてめし」というよりは身近な食材を使ったご飯料理の一つといえます。秋祭りや春秋の彼岸前にも、「阿弥陀さんにお供えするんや」と必ずつくられたそうです。 里芋の栽培は水の管理……