県最南部の南部町では、こんにゃくは来客のもてなしとしても日常食としても一年中食べますが、こんにゃくを手づくりするのは秋から冬にかけてです。年末につくって、灰汁《あく》の中につけこんでおけば正月を越して10日くらいは保存できます。ゆで水をとっておいて、こんにゃくと一緒にバケツに入れて落とし蓋をして……