『農業技術大系』果樹編 第2巻 岡山・林+1~岡山・林+33(ページ数:33)

ブドウ>精農家のブドウ栽培技術

〈マスカット・オブ・アレキサンドリア〉短梢剪定,根域制限栽培 岡山県早島町 林修吾(48歳)

開始ページ: 岡山・林+1

執筆者: 林修吾

執筆者所属: 実際家

備 考: 執筆年 1996年

記事ID: k11202zz

見出し

〈地域の概況と自園の歴史〉 ・・・〔1〕
 1.地域の概況
  (1) 岡山県における温室ブドウの歴史と現在の状況
  (2) 栽培面積と市町村の栽培分布 ・・・〔2〕
  (3) 早島町における導入と推移
  (4) 私のブドウ栽培の経過
 2.温室ブドウの品種の特徴 ・・・〔3〕
  (1) マスカット・オブ・アレキサンドリア
  (2) グロー・コールマン
〈根域制限栽培の創始とねらい〉 ・・・〔4〕
 1.創始と導入の経緯
 2.根域制限のねらい
〈根域制限栽培の技術〉 ・・・〔6〕
 1.苗の育成(系統,台木の選択)
  (1) 系統について(私見)
  (2) 台木の選択
 2.根域土壌の調整と定植,根域の拡大 ・・・〔8〕
  (1) 土壌の調整
  (2) 定植とその後の肥培管理
  (3) 根域の拡大 ・・・〔9〕
 3.整枝・剪定 ・・・〔10〕
  (1) 整枝
  (2) 剪定 ・・・〔11〕
   (1)育成中の主枝,亜主枝の剪定
   (2)結果枝の剪定 ・・・〔12〕
〈年間の栽培管理〉
 1.新梢管理
  (1) 芽かき
  (2) 摘心
  (3) 誘引 ・・・〔13〕
 2.花穂管理 ・・・〔14〕
  (1) 残す花穂数
  (2) 花穂の整形 ・・・〔15〕
 3.果房管理と摘粒
 4.結果量調節 ・・・〔16〕
  (1) 目標着果量
  (2) 生育期別の結果量調節の考え方 ・・・〔17〕
   (1)幼果期(第I期)から硬核期(第II期)まで
   (2)果粒軟化期(第III期)直後
   (3)第III期の糖度13~14度ころ
   (4)糖度14度以降
 (3) 着果量と葉面積および糖度との関係について ・・・〔20〕
 5.収穫,荷詰め ・・・〔21〕
 6.収穫後の枝管理 ・・・〔22〕
 7.潅水
  (1) 萌芽から開花前まで(pF値は変化しない,感応部の深さ15cmタケムラ式テンシオメーター)
  (2) 開花前から硬核期中ころまで(pF値1.8~2.0)
  (3) 硬核期後半から果粒軟化期(pF値2.1~2.2)
  (4) 果粒軟化期から収穫期まで(pF値1.8~2.2)
  (5) 収穫終了後から冬季(pF値1.6~2.0)
 8.温度管理 ・・・〔23〕
〈施肥と土壌管理〉
 1.施肥についての考え方
 2.土壌管理 ・・・〔25〕
〈従来栽培樹から根域制限栽培への切り替え〉 ・・・〔28〕
〈生理障害と病害虫防除〉
 1.生理障害
 2.病害虫防除
〈経営についての考え方〉 ・・・〔31〕
 1.作型の組み合わせ
 2.樹齢構成と改植更新,亜主枝更新
  (1) 樹齢構成
  (2) 改植更新
  (3) 亜主枝更新
 3.出荷・販売について ・・・〔32〕
〈今後の課題〉
 1.根域制限栽培の普及と問題点
 2.技術の確立について
 3.ウイルスフリー樹導入の可否 ・・・〔33〕
 4.他品種への応用について
おわりに

キャプション

経営の概要
   キーワード:3紀層土壌\赤色重粘土\砂岩・礫岩・粘板岩・塩基性岩を含む傾斜地
第1図 収穫前のアレキ(粒重15g,房重750g)
第2図 大内氏の初期の根域制限栽培(永久樹,2年目)
第3図 根域制限栽培の根の特徴(岡山大学岡本教授原図)
第4図 苗の育成
第5図 養成中の苗
第6図 植付け床と定植
第1表 土壌化学性目標値(平成4年,岡山県栽培指針)
第2表 土壌の物理性目標(平成4年,岡山県栽培指針)
第7図 定植後の苗の保護
第8図 根域の拡大
第9図 整枝(平面図)
   キーワード:WH型\主枝\亜主枝\オールバック型\亜主枝
第10図 整枝(立面図)
   キーワード:亜主枝
第11図 主枝伸長時の勢力バランスのとり方
第12図 主枝・亜主枝形成時の副梢管理
第13図 短梢剪定(下は剪定後)
第14図 良好な芽の姿
第15図 マスカットの好ましい結果枝の葉面積(図中の数字は各節位の副梢葉の枚数を示す)
第16図 冬季の結果枝,副梢の姿
第17図 誘引時の角度調整
   キーワード:強勢な結果枝\中庸な結果枝\弱勢な結果枝
第18図 花穂の整形
   キーワード:岐肩\切り取る\小花穂\2分枝
第19図 開花期の花穂(上:切込み前,下:切込み後)
第20図 第1回摘粒前の果房
第21図 第1回摘粒後(落花後14日)の果房
第22図 第1回摘粒の模式図
   キーワード:小果穂\笑い房
第23図 摘粒で残す果粒と摘粒する果粒
   キーワード:発育不良\変形\曲り\花糸の付着
第24図 健全な葉と節間の伸び
第25図 アレキ根域制限栽培における葉面積と糖度の変化
   キーワード:本葉\副梢葉
第3表 葉面換算表(マスカット・オブ・アレキサンドリア)
   キーワード:葉幅\面積
第26図 粒,色沢,さえなどを揃える方法
第4表 温度管理基準(2月加温栽培)
第5表 施肥設計(アレキ根域制限栽培)(10a当たり)
   キーワード:なたね粕\骨粉
第27図 平坦地の根域制限栽培の状況(収穫前,2月上旬加温)
第28図 斜面(17度)における根域制限栽培の状況(冬季,3月中旬加温)
第29図 部分深耕(8年で1周する)
   キーワード:バーク堆肥\ピートモス\骨粉
第30図 部分深耕(幹をはさんで対角線に両側を深耕する,大内氏方式)
第31図 部分深耕(従来栽培から根域制限栽培への切り替え)
   キーワード:断根
第32図 部分深耕の進め方(ここまでは機械掘り。この根はすべて土際で切り取る。右端の太根は分岐部5cmほどで切る。もう少しきれいに土を手で掘り取る)
第33図 部分深耕後の根の伸び(右側が前年の深耕部である。多くの細根が入っている)
第34図 部分深耕と土壌硬度(植栽11年目,大起式硬度計による)
第35図 従来から根域制限栽培に切り替えた樹齢23年生アレキ(無加温栽培)
第6表 主な生理障害とその対策
   キーワード:葉焼け\縮果病・日射病\房枯れ\裂果\ホウ素欠乏\苦土欠乏
第7表 温室ブドウの防除暦(マスカット・オブ・アレキサンドリア)
第36図 亜主枝更新
   キーワード:結果枝\母枝

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