記事ID | B200710_005 |
作品種別 | 農村文化運動 |
特集タイトル | 特集 「むらの思想」と地域自治 |
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記事タイトル | 第二講 われわれが守らねばならない伝統思想とは |
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年・月 | 2007年10月号 |
開始ページ | 28 |
執筆者 | 内山節 |
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見出し | ●I 「日本人は個の確立が弱い」という俗説は本当か?◎■日本的な精神=矛盾の並存◎■自分の意見を語るときの作法のちがい◎■アイデンティティは他者との関係で形成される◎■他者と向きあう個、私と向きあう個◎■日本人における個の形成──自分を深め、他者とは妥協◎■個人にとっても都合がいい集団主義◎■日本人におけるガリガリの個人主義◎■技術の評価が人間の評価にもつながっていた◎■共同体で生きることと技を磨くかたちの自己主張●II 日本人の宗教観と西洋の精神論──科学で解明できない世界◎■思想・宗教が広がるとはどういうことか◎■穢れなき精神を求める土着の信仰感◎■自然の力を借りて穢れなき私をつくる◎■カントのいう理性──神と結ばれて超越的にでてくる人間の精神◎■ユングのいう無意識──全生物史が集合した意識◎■意識と無意識のバランスをとる精神治療◎■無意識の最深部にある無意識世界とは◎■論証不可能な世界が注目されはじめている●III 仏教はいかに土着的思想と融合していったか◎■土着的な信仰感に言葉を与えた鎌倉仏教◎■明治の宗教政策で変わったもの、変わらないもの◎■浄土は自然(じねん)のなかにある◎■阿弥陀様もまた自然(じねん)であり、自然(しぜん)である◎■本来の仏教に先祖供養はなかった◎■ご先祖様の魂が祖霊となり、神となって村を守る●IV 国家権力は共同体をどう解体しようとしたか◎■信仰的世界と結んだ共同体の強さ◎■儒教で民衆を国家管理しようとした支配者層◎■徳川家は幕藩体制でなく統一国家の形成をめざした!?◎■穢多・非人の位置づけと皇国史観◎■儒教にもとづく国家理論づくり──委託政権論、天皇家の宗教行事の再発見……◎■思想史上、江戸と明治は断絶していない◎■都市の儒教的な神様と村の神仏習合の世界 |
キャプション | 著者の住む上野村の集落。左端にみえる味噌蔵のある家を農家から譲り受けた(撮影・大西暢夫)/石積みのある畑と著者。白菜はずいぶん猿にもっていかれた。でも半分くらいは残しておいてくれる(撮影・大西暢夫)/村に生きた人間が死んだあとの魂は近くの山に帰り、33年あるいは50年かけて穢れをとり、神=ご先祖様となって村を守る(イラスト・立花千栄子)/お盆を祖先とともに過ごす。田のなかにある墓に家族がそろい、飲んだり食べたりする。墓の前には棚が作られ、お菓子や果物などが供えられている。秋田県西木村。昭和30年代(撮影・加賀谷良助)『写真 ものがたり昭和の暮らし(1)農村』(農文協)より |
記事区分 | |
親記事/かこみ | |
作目 | |
備考/キーワード | B200710_005 |
ページ数(ポイント数) | 36 |
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