『農業技術大系』畜産編 第3巻 基+13~基+17(ページ数:17)

肉牛>基礎編>肉牛生産の現状と課題

和牛の育種経過,現状と方向

開始ページ: 基+13

執筆者: 向井文雄

執筆者所属: (社)全国和牛登録協会

備 考: 執筆年 2011年

記事ID: c303002z

見出し

 1.育種改良のあゆみと顕在化してきた課題 ・・・〔1〕
  (1) 時代の要請と育種改良
  (2) 育種価情報の活用とその成果 ・・・〔2〕
  (3) 遺伝的多様性の減少 ・・・〔3〕
 2.育種改良に伴う黒毛和種の集団構造の変遷 ・・・〔4〕
  (1) 種雄牛の供用頻度の推移と系統の消失
  (2) 黒毛和種集団の有効サイズと近交係数の変遷 ・・・〔5〕
 3.育種改良の今後の課題 ・・・〔7〕
  (1) 繁殖能力の現状
  (2) 子牛生産指数の育種価評価 ・・・〔8〕
  (3) 母性能力 ・・・〔10〕
  (4) 肥育期間の長期化の問題
  (5) 飼料利用効率の改良の可能性 ・・・〔11〕
 4.黒毛和種の総合能力改良に向けて ・・・〔13〕
  (1) 遺伝的改良量を高める原則
    選抜強度が強い
    選抜の正確度が高い
    遺伝的変異が大きい
    世代間隔
  (2) 世代間隔の短縮化 ・・・〔14〕
  (3) 系統の重要性と再構築への動き
  (4) 生産情報の活用による総合能力の改良へ ・・・〔15〕

キャプション

第1図 黒毛和種去勢肥育牛の枝肉重量およびロース芯面積の推移
第2図 和牛産肉能力検定での1日当たり増体量(DG)および脂肪交雑基準値の推移
第3図 BMS No.とロース芯断面の粗脂肪含量の関係
第1表 種雄牛の供用頻度と有効数
第4図 生産頭数が多い上位5頭による登録雌牛生産割合の推移
第5図 供用種雄牛頭数と種雄牛間の共祖係数(共通祖先の遺伝子を共有する確率)の推移
第6図 誕生年ごとに見た雌牛集団に対する始祖牛の県別寄与率の割合(左)および寄与率上位200頭までの始祖牛による現有集団に対する遺伝的寄与量(右)
第2表 黒毛和種と外国種の集団の有効サイズの比較
第7図 F-統計量(各種近交係数)の推移
第3表 2009年供用中雌牛の繁殖能力の現状
第8図 初産月齢および平均分娩間隔の分布
第9図 初産月齢と平均分娩間隔を加味した4歳時までの子牛生産指数の算出法
第10図 供用中雌牛の子牛生産指数の推定育種価および農家の効果の分布
第4表 4歳時の子牛生産指数と8歳および10歳時での繁殖能力との遺伝相関
第11図 4歳時の子牛生産指数の推定育種価と,その後8歳時に生産した平均産子数の関連性
第12図 枝肉販売価格と生産コスト,および差益の屠畜月齢による変化(2009)
第5表 全国和牛能力共進会における枝肉形質の推移
第6表 直接検定における増体および飼料利用性にかかわる形質の基本統計量
第13図 遺伝子の経路別世代間隔の推移

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