『農業技術大系』土壌施肥編 第8巻 鹿児島・坂元+1~鹿児島・坂元+13(ページ数:13)

実際家の施肥と土つくり>樹園地土壌の実例

〈火山灰土壌,淡色黒ボク土〉 チャ ○課題:厳しい経営環境を生き抜く品質維持,施肥と土つくり ○栽培:購入苗を水切りポットで大苗に,土つきで定植 ○施肥:アミノ酸を効かせるボカシ肥料 ○有機物:鶏糞土ごと発酵,籾がら堆肥マルチ ○その他:荒廃茶園を手間・経費をかけずに回復 鹿児島県志布志市 坂元修一郎(54歳)

開始ページ: 鹿児島・坂元+1

執筆者: 坂元修一郎

執筆者所属: 鹿児島県実際家

備 考: 執筆年 2010年

記事ID: d218005z

見出し

〈地域の概要と私の経営〉・・・〔1〕
〈施肥・土つくりの歴史〉・・・〔2〕
 1.最悪の土壌と全園改植
 2.面積半減のなかでの栽培試験
 3.収量と品質を向上させるふたつの条件・・・〔3〕
〈鶏糞土ごと発酵の手順〉・・・〔4〕
 1.ブロイラー鶏糞を30t
 2.施肥時期は10〜2月
 3.耕うんして土ボカシの状態に
〈ボカシ肥料の役割と製造方法〉・・・〔5〕
 1.アミノ酸を効かせる
 2.化学肥料やカキがらも一緒に発酵
 3.秋はカルシウムを,春は窒素を効かす
 4.完璧な成分,血ぺい入りボカシ・・・〔6〕
〈籾がら堆肥マルチ〉・・・〔7〕
 1.ひどい茶園を手抜きで直す
 2.籾がら堆肥をマルチしただけ・・・〔8〕
 3.籾がらの魅力
   (1)堆肥を薄めて大量に使える
   (2)分解がおそいので,長く抑草
   (3)ケイ酸で病害虫に強くなる・・・〔9〕
 4.欠点を打ち消す配合で良質堆肥
〈茶の品質と施肥・土つくり〉
 1.変色しない「鮮緑」茶
 2.水色の劣化具合で荒茶の価格が決まる
 3.簡単にできる品質の判定方法・・・〔10〕
〈水切りポット大苗定植法〉
 1.1年で2年分以上の生育
 2.大苗づくりのポイント・・・〔11〕
   (1)台所の水切りポットを活用
   (2)培土は排水のよい新しい土
   (3)肥料はこまめに
 3.苗床のつくり方
 4.定植の方法・・・〔12〕
 5.定植後の管理
    1年目
    2年目
    3年目
〈年間の栽培管理〉

キャプション

第1図 チャの苗を定植する前に鶏糞で土ごと発酵させる
第2図 成園を掘ってみたら,根が1m50cmも伸びている
第3図 ボカシ区と硫安区の比較
第4図 鶏糞土ごと発酵の手順
第1表 発酵させる成分の役割
第5図 アクセルボカシとブレーキボカシを時期で使い分ける
第2表 わが家のボカシのつくり方
第6図 2007年2月に引き継いだ直後の茶園
第7図 極悪茶園が籾がら堆肥で回復
第8図 鍋とざるがあれば自分で品質判断できる。少量の水を沸騰させて,茶葉を蒸す
第9図 ボカシで栽培した茶葉は新芽が上下同じ鮮やかな色で,品質もよい
第10図 集中管理がらくにできる苗床のつくり方
第11図 うねの上に水切りポットで育てた苗を置き,ポットをはがしたところ
第3表 年間の栽培管理

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