『現代農業』1988年10月号 324ページ~329ページ(ページ数:6)

タイトル

竹下税制改革に物申す(5)

「消費税」のタイプが招いている重大な矛盾と救い難い欠陥

執筆者・取材対象: 富岡幸雄

見出し

●「消費税」の税額の計算方法、基本的特徴は何か―EC型付加価値税、中曽根型売上税と基本的仕組と本質は同じだ◎1、納付税額の計算の基本―「売上税額」マイナス「仕入税額」◎2、控除できる「仕入れ等の税額」の計算の基礎となる「仕入れの範囲」はどこまでか◎3、累積課税を排除するのが付加価値税の特徴だ―「多段階累積排除型」の消費課税●「消費税」のタイプが誘発している救い難い問題点◎1、前段階税額の2つの控除方式―EC型付加価値税タイプと一般消費税型タイプ○(1)税額別記の書類により控除する方法=「伝票方式」(インボイス方式)○(2)帳簿上の記録に基づいて控除する方法=「帳簿方式」(アカウント方式)◎2、「消費税」のタイプは「帳簿方式」を軸に「併用折衷方式」で妥協の産物◎3、要求される「帳簿」または「請求書等」には、いかなる記載事項が必要か◎4、「帳簿方式」を軸にすることで誘発されている矛盾と不合理

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