『農業技術大系』畜産編 第2-2巻 北海道・小田+1~北海道・小田+11(ページ数:11)

乳牛>実際家の技術と経営

木造フリーバーン牛舎,乳牛任せの昼夜放牧で牛を牛らしく,のびのびと健康に飼う 北海道広尾郡広尾町・小田治義

開始ページ: 北海道・小田+1

執筆者: 小田治義

執筆者所属: 北海道実際家

備 考: 執筆年 2017年

記事ID: c362201z

見出し

 1.わが家の酪農経営 ・・・〔2〕
  (1) 酪農に魅力を感じ牛飼いを目指す
  (2) 多くの経営に触れ,視野を広げる
  (3) 一貫した経営方針で経営が安定
   (1)牛を牛らしく,のびのびと健康に飼う ・・・〔3〕
   (2)余裕のある規模の維持で経営内容を充実
 2.飼養管理のポイント ・・・〔4〕
  (1) 牛と人が近いフリーバーン牛舎
   (1)牛にストレスのかからない木造牛舎
   (2)肢蹄に負担かけず歩くことで健康に
   (3)頑丈な柵がなく,牛がおとなしくなる ・・・〔5〕
   (4)足場のよい環境で発情行動が強く発現
   (5)アブレストパーラーで座って搾乳
  (2) 牛の判断,行動に任せる昼夜放牧 ・・・〔6〕
   (1)牛が牛舎と自由に行き来できる放牧地
   (2)1日1牧区から3日間程度の中牧区へ
   (3)メドウフェスクが出穂したら掃除刈り
   (4)嗜好性の高い兼用地の放牧利用 ・・・〔7〕
  (3) ロールサイレージ主体の飼料給与 ・・・〔8〕
   (1)牛の体調を整え,放牧との相性もよい
   (2)嗜好性を重視して搾乳牛に給与
   (3)デンプンかすサイレージの組合わせ
   (4)牛は本能的に栄養バランスを調整
  (4) 哺育管理,繁殖管理,計画的更新 ・・・〔9〕
   (1)満腹哺育で丈夫な子牛に育てる
   (2)はっきりしない発情でも必ず授精
    健康な牛は繁殖もよい
    発情を見送る理由はない
    微弱発情でも授精する
   (3)死亡,廃用を減らして計画的に更新 ・・・〔10〕
  (5) 草地の肥培管理,植生管理
   (1)堆肥は採草地に3t程度の還元
   (2)化学肥料は早春,採草地に窒素のみ
   (3)草地更新の必要性に疑問を感じる ・・・〔11〕

キャプション

第1表 私の経営の推移
第1図 フリーバーン牛舎中央通路
第2図 牛舎で休息中の搾乳牛
第3図 水槽で水を飲む搾乳牛
第4図 乾乳・育成牛舎
第5図 繋ぎ飼いの哺育牛
第6図 搾乳中の風景
第7図 搾乳牛の放牧
第8図 育成牛の放牧
第9図 6月の放牧地
第10図 掃除刈り直後の放牧地
第11図 掃除刈りしなかった年の晩秋の放牧地
第12図 紅葉の放牧地
第13図 牛舎での分娩
第2表 牛群の構成
第14図 19歳まで活躍してくれた牛

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